サッカーアジアカップに出場している日本代表は、開催国カタールとの準々決勝を翌日に控え、試合会場で最後の調整を行いました。日本対カタールの準々決勝は、日本時間の21日午後10時25分、キックオフです。
日本は、21日のカタールとの準々決勝で4大会連続のベストフォー進出を目指します。チームは、試合開始時間に近い午後4時前から1時間余りの練習を行い、前半のウォーミングアップを公開しました。選手たちは、ストレッチのあとボール回しなどを行い、前の試合で3得点と活躍したフォワードの岡崎慎司選手や、攻撃のカギを握るミッドフィールダーの香川真司選手が軽快な動きを見せ、時折、選手の中から歓声も上がるなどリラックスした雰囲気でした。ザッケローニ監督にも笑顔が見られましたが、前日まで3日間、雨が降り続いたこともあって、スパイクでピッチの状態を繰り返し確かめるなど、試合に向けた緊張感も次第に高まっている様子でした。練習を終えた香川選手は「アウェーの雰囲気のなかで厳しい戦いになると思うが、日本らしく粘り強く戦えばチャンスは必ず訪れる。自分自身が成長するためにも、期待に応える結果を残したい」と今大会、初得点への意気込みを話していました。