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【サッカー】

本田圭 最後は「個」の力がカギ

2011年1月21日 紙面から

準々決勝のカタール戦に向けた公式練習で、調整する本田圭ら日本代表イレブン=ドーハで(共同)

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 【ドーハ松岡祐司、原田公樹】きょう21日に行われるアジア・カップ準々決勝で、開催国のカタールと対戦する日本代表は20日午後、試合会場のアルガラファ競技場で最終調整を行った。ザッケローニ監督は同日の公式会見で、「いい準備ができている」と静かな口調で揺るぎない自信をにじませた。スタメン復帰が確実なMF本田圭佑(CSKAモスクワ)は絶対的な「個」の能力をベースに、難敵を撃破する考えを強調した。

 地元カタールとの準々決勝を前に、本田圭佑は強調した。「個で打開できるかどうか。これから日本代表が良くなっていけるかどうかの重要な要素。僕だけじゃなく、前線の選手全員が、いかに個で戦えるか、こだわっていく必要がある」

 欧州でプレーする本田が感じる、日本に足りない部分。守備やビルドアップの段階までは、日本が得意とする組織プレーが通用するが、ゴールを割るには1対1の勝負に勝たなければならない。ごく当たり前だが、日本に欠けた「個」の力が、カタールに勝つためのカギになると指摘した。

 試合会場のアルガラファ競技場は2万人以上の地元ファンで埋まる。この完全アウェーの中で勝つには、さらにメンタル面でも負けないことだと断言した。

 「どれだけ本番を想定して準備できるか」

 本田は時折、宿舎をひとりで抜け出し、音楽を聴きながらドーハの町を散歩する。試合で起こりえる、あらゆる状況を想定し、対処法を整理していく。練習終了後、報道陣の問い掛けに立ち止まらず、言葉少なくバスへ乗り込むことがあるのもそのためだろう。元来はおしゃべり好きの自分をコントロールし、試合前の緊張感を高め、精神面をさらに研ぎ澄まそうとしている。「(ザック)監督は選手に自信を与えることを重点に置いてやっている。本当に俺らに自信を持たしてくれる。その言葉のひとつ、ひとつに熱さを感じる」

 「個の力」と「自信」。この2つをベースに、金狼がカタールを撃破する。

 

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