サッカー=カタール監督、「日本はアジアのバルセロナ」
[ドーハ 20日 ロイター] サッカーのアジア・カップ(杯)開催国で、準々決勝を日本と戦うカタールのブルーノ・メツ監督が、21日の対決を前に日本への強い警戒心を示した。
メツ監督は「日本はアジアで最も強いチームのひとつ」とした上で、1次リーグ最終戦でサウジアラビアに5─0で圧勝した日本を、華麗なパス攻撃と厳しいプレスディフェンスで知られるスペイン1部の強豪を引き合いに出し、「アジアのバルセロナ」だと表現した。
さらに同監督は、すでに敗退が決まっていたサウジが相手だっただけに比較は難しいとしつつも、「日本のプレーは組織的で規律が取れている。彼らに勝つにはコンピューターのような精度が必要だ」と述べ、同大会4回目の優勝を目指す日本への警戒心を強めた。
一方、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は「サウジアラビア戦の結果だけで実力は評価できない。カタール戦に集中することが重要だ」と語り、注目の集まる一戦を前に気持ちを引き締めている。
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