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アジアカップ日本劇的勝利 〜次戦への期待感がパネエ〜

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劇的勝利である。

先制され、追いつき、勝ち越され、追いつき、逆転。
手に汗握る死闘とはこういうことだろう。本当に熱かった。

しかも、過去3戦でいまいち乗り切れていなかった香川が2発。
待ちに待った"背番号10"のゴール。これで興奮しないわけがない。


いやはや、死闘だった。そして、怖かった。

10人になった後いきなり勝ち越しゴールを許した時は、顔面蒼白になった。
終わるのかここで、と。そう、「負ける」より「終わる」が怖かった。

負けることそれ自体よりも、日本のアジアカップがこの試合で
終わってしまうということが怖かった。

このチームをもっと見たいから。次が楽しみだから。
次戦への期待感がハンパじゃないから。いわゆる"パネエ"ってやつだから。

今回の日本代表は、試合を重ねるごとに良くなっている気がしていた。

敗北寸前に追い込まれた第1戦が一番悪く、劇的勝利を飾った今日の試合が
一番良かったと(相手が終わっていたGL第3戦は除いて)。

それに比例してみんなの期待も日に日に大きくなっていたと思う。
得点数も、第1戦が「1」、第2戦が「2」、今日が「3」と増えている
(相手が終わっていたGL第3戦は置いといて)。

だから、ここで終わって欲しくなかった。

もっともっと見ていたいチーム、負けること自体よりも、
もう見られなくなるということを悲しいと思うチーム。
結果と共に、質にも期待しながら次を待ち望むチーム。


そんなチームは、個人的には07年ワールドユース以来だ。

あの"調子乗り世代"といわれた男たち。
彼らもまた、そのゲームの質に興奮するチームだった。

もちろん2010年南アW杯の奇跡のGL突破はとんでもなく興奮したし、
2002年日韓W杯の躍進もエキサイティングだった。「感動」という意味では
それらのほうが上だったかもしれないが、こと「質への期待」となると、
07年のユースや今回の代表のほうが上。個人的にはそう思っている。


両チームの共通点、それは"前への勇気"だと思う。

やはり前へ前へと進むチームは見ていて気持ちがいい。
そうやって勝つチームは何とも頼もしい。

今日の香川の2得点、起点はともに本田が縦に出した素早いパスだった。
大事に大事に横パスを重ねながらボールをキープするのではなく、
果敢に縦を狙うスタイルはワクワクするじゃないか。

中央でボールを持った際に、自ら攻め込む香川や長谷部にも興奮したし
(結果的に潰されてしまうシーンが多かったかもしれないけど)、
遠藤が速いボールを前にドンドン送り込むシーンも心地よかった。

10人ながらも、攻めるべき場面ではよく攻めたと思う。


そんな声がWEB上に溢れている。
今はみんなの声をみんなで見ることができる時代。

チームへの期待度が増していること、次を皆が待ち遠しく思っていること、
それがよく分かる。書き込みはワクワク感に溢れている。

次が本当に楽しみだ。


この期待感と熱がこのまま続けば、とんでもない決勝戦になる気がする。
2011年アジア杯は、日本にとって、サイコーに素晴らしい大会になるかもしれない。


最後にもう一度。

次への期待感がパネエ。本当にパネエ。

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