【ドーハ22日聯合ニュース】サッカーのアジア・カップに出場している韓国代表は22日、準々決勝でイランと対戦し、1−0で勝利した。韓国は25日に行われる準決勝で日本と対戦する。韓国代表を率いる趙広来(チョ・グァンレ)監督は「選手時代から今まで日本を恐れたことはない」と語り、強い自信を示した。以下は一問一答。
趙広来監督=(聯合ニュース)
――きょうの試合の感想は。
「韓国は今大会に出場したどのチームよりも23人の全選手が協力し合うところが強いと見ている。チームプレーや組織力が強まっており、勝つというよりは試合を支配し、楽しんでいる。そのため、競技力も良くなっているし、良い結果も得たので、準決勝でもこれまでやってきた通りやるつもりだ」
――準決勝では日本と対戦するが、恐れている部分はないか。
「日本はプレースピードが速くなり、大きく発展したと思う。あらゆる面で良くなったことは認めている。だが、選手時代から今まで日本を恐れたことは一度もない」
――MF具滋哲(ク・ジャチョル)の体力的な負担が大きいようだ。DF車ドゥリ(チャ・ドゥリ)とMF奇誠庸(キ・ソンヨン)は軽いけがを負っているようだが、試合出場は可能か。
「車ドゥリと奇誠庸の状態はまだ確認できていない。状態を見てから日本戦に備える。だが、選手らは4試合で良いプレーをしたし、韓国サッカーが変化する姿を見せている。選手らは強い意志でけがを乗り越えられると思う」
――イラン戦の前半にボール支配率が良かったが、完ぺきなチャンスは多くなかった。準決勝では攻撃陣に変化はあるか。
「イランの守備は相当強かったと思う。特に、中央守備がしっかりしており、簡単には得点できない難しいチームだ。最近イランと対戦したチームが大量得点を挙げたことはない。しかし、韓国選手らは多くのチャンスをつくった。ただ、シュートのタイミングや欲が足りず、前半に得点できなかった。次の試合ではより多くのチャンスをつくり、得点できると、選手らを信じている」
――試合終盤にペースが落ちているようだったが、守備に対する評価は。
「どのチームの指導者も、失点がなければ最高の守備だったと評価する。困難な状況だったにもかかわらず失点せずに延長戦までもつれ込んだ。守備陣だけでなく、全体の守備力を高く評価しなければならない。また、勝っている時に相手の勢いに押されるという状況も、どのチームでもあり得る。だが、最後まで耐え切ったところを褒めたい」