日本代表

　【ドーハ江連能弘】サッカーのアジアカップは大会第１５日の２２日、当地で準々決勝の残り２試合を行い、韓国が延長戦の末、イランを１－０で降して、２大会連続の４強進出を決めた。２５日の準決勝で日本と対戦する。日本と韓国は前回０７年大会でも３位決定戦で顔を合わせており、日本は０－０から延長、ＰＫ戦の末、敗れている。

　もう１試合も延長戦となり、オーストラリアが前回覇者のイラクに１－０で勝ち、初のベスト４進出を果たした。２５日の準決勝でウズベキスタンと対戦する。

　１９５６年に始まったアジアカップで、西アジア勢が４強に残れなかったのは初めて。

　○…準決勝の相手が韓国に決まり、日本代表のザッケローニ監督は２３日、日本協会を通じ「韓国は実力があり、プレー内容も選手の質も良く、ピッチでの配置も素晴らしい。難しい試合になるが、相手にとっても同じく難しい試合になるのではないか」とコメント。主将の長谷部（ウォルフスブルク）は「韓国とは決勝でやりたかったが、いつかはやらなくてはならない相手。韓国は選手たちの気持ちの強さを感じた。気持ちで負けないように準備したい」と語った。

　日本代表は大会規定により２２日夜、ドーハ市内でホテルを変更し、市街地から海沿いのホテルに移動した。２３日はドーハ入り後、初のオフとなり、日本協会の原博実・強化担当技術委員長によると、選手たちは散歩をするなどリラックスした様子だったという。