オリ主?いいえ脇役です。
はじめまして、観光です。
これは魔法少女リリカルなのはの二次創作ものとなります。
タグをつくるなら、
”なのは” ”オリ主” ”脇役” ”非最強系” ”Noハーレム” ”アンチ怖い”
となります。
作者は初心者なので設定に矛盾が生じたり、キャラがすこしおかしくなるかもしれませんが、ご指摘していただけるとうれしいです。
また話の展開が気に入らない、おもしろくねぇ、という方もいらっしゃると思いますがご了承ください。
*タグとスキルで使えそうなものがありましたら教えてください。
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まだ日もでていないころ
ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ!
耳元の時計から聞き慣れた電子音が鳴り響くと共に、時計の主人はゆっくりと眼を開ける。
規則正しい生活を送っているので俺に眠気は無い。
鳴り響く轟音の中、いまだ起きない少女に苦笑しながら、布団から出る。
「姉ちゃん、朝だよ。起きろー」
声をかけても返事は無い。
「ああ、もう。おーきーろーーっ!!」
きっとまた夜遅くまで起きていたんだろう。
起きるのはいいが、見た目を裏切る年齢なのだからキッチリとした時間に起きて欲しい。
「姉ちゃん起きろよ?先に下行ってるからな?」
一応声をかけておくが起きてくる事は無いだろう。
そのことにため息を吐きつつ、朝食の用意を始める。
今日の朝食はご飯に大根のお味噌汁、胡瓜の塩ずけと焼きジャケだ。
子供が作るものにしてはかなりのものだろう。
鮭を焼き終えるころに二階から姉がおりてきた。
眠いのだろう。目がトロンとしている。
「姉ちゃん、起きたらまず顔洗ってきなよ」
「…ん……わかった……」
眼をゴシゴシしながら睡魔と戦ってるところが我が姉ながらキュートだ。
実の姉の姿に少しだけ思いをはせていると、洗面台から姉が戻ってきた。
いけないいけない、これでは危険人物のようではないか。自重しなくちゃ。
自分にそう言い聞かせていると、姉と目があった。
「おはよー、和人(カズト)」
「ん、ああ、おはようお姉ちゃん」
これが家の朝の光景。
そろそろ紹介しよう。
我が姉、内田 美琴 (ウチダ ミコト)
類稀なる美貌と才能を持つ、まさに神に愛された女性にして――オリ主
弟こと俺、内田 和人 (ウチダ カズト)
双子の弟なのに普通の人。
姉に似ているのは、容姿だけ。かなりの劣っているが…
役所は――
「――ただの脇役だよ」
プロローグ 「脇役だよ」
少し昔のことを話そうか――
あれは三年くらい前のことだ。俺がこの異世界にやってきたのは。
ジャンルとしては憑依ってコトになるのかな。
特になんでもない高校生の俺は突然こっちにつれてこられた。
病室で目が覚めた当時の俺はかなりあせっていた。
縮んだ体。見覚えのない場所。知らない言葉。見知らぬ人。
俺は怖くて怖くて、布団に閉じこもり一人震えていた。
そこに現れたのがお姉ちゃんだ。
俺は唯一日本語の通じるお姉ちゃんにしばらく依存するのだが詳しくは語るまい。
姉に依存する高校生とは・・・これいかに?
とにかくだ。
このあと少し先にこの世界にきていたお姉ちゃんからここでいろいろなことを聞けた。
姉がオリ主として転生したこと。
ここは元の世界とは別物であること。
もうもとの場所には戻れないこと。
姉がこっちに来たのは一年ほど前のこと。
当時は生きていた両親は爆破テロに巻き込まれて死んでしまっていること。
いろいろなことを聞いた。
内容に一喜一憂しながらも俺はだんだんと覚悟を決めた。
俺も男だ。
漫画のような内容の状況にはあこがれる。
どうせおまけだ。
やることもたいしたことじゃないだろう。
言っちゃ悪いがラスボス戦は姉任せになる。
俺はそこらの雑魚なぎたおして、サブにもならないようなキャラとしてここは俺に任せろっとかやりたい。
それが三年前。
そしてとうとう俺たちは物語に手を出す。
魔法少女リリカルなのは
始まります。