石巻3人殺傷:少年への判決主文後回し 厳刑の可能性

2010年11月25日 16時57分 更新:11月25日 17時25分

事件発生当時、現場の民家を調べる捜査員=宮城県石巻市で2010年2月10日午後0時22分、本社ヘリから小林努撮影
事件発生当時、現場の民家を調べる捜査員=宮城県石巻市で2010年2月10日午後0時22分、本社ヘリから小林努撮影

 宮城県石巻市の3人殺傷事件で殺人罪などに問われ、少年事件の裁判員裁判で初めて死刑を求刑された同市の元解体作業員の少年(19)の判決公判が25日午後、仙台地裁で始まった。鈴木信行裁判長は通常は冒頭に言い渡す主文を後回しにして、判決理由の朗読から始めた。厳刑の可能性もある。

 少年は3人殺傷の起訴内容をほぼ認め、検察側は裁判員裁判4例目の死刑を求刑、弁護側は極刑回避を求めていた。

 少年に対する死刑判決は、光市母子殺害事件の差し戻し控訴審(08年)などの例がある。裁判員裁判では16日、横浜地裁で初の死刑判決が言い渡された。【須藤唯哉】

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