10年の「ベストドレッサー賞」が25日発表され、芸能部門では、ヘアケアブランド「TSUBAKI」(資生堂)のCMに出演して話題となったモデルで女優の武井咲さん(16)が歴代最年少で受賞。ほかに俳優の沢村一樹さん(43)、女優の杉本彩さん(42)、スポーツ部門でサッカーJリーグ横浜F・マリノスの中澤佑二選手(32)が選ばれた。武井さんは「最年少ということで大丈夫かなという不安もあったんですけど。ドレスを着てすごい方々とご一緒させていただけてとてもうれしい。自信にもなります」と受賞の喜びを語った。
「ベストドレッサー賞」は、日本メンズファッション協会がファッションセンスがあり、ユニークで個性的、ライフスタイルにおしゃれ感の漂う人物に贈られるもので、今年で39回目。学術・文化部門で溝畑宏・観光庁長官(50)、政治・経済部門で資生堂の前田新造社長(63)が選ばれた。
また若手クリエーターの応援を目的とした「ベストデビュタント賞」の授与式も行われ、ファッション部門でデザイナーの宇都宮茜さん、アーティスト部門で書家・文字文化文筆家の宇佐美志都さん、空間・ID部門で建築家の柄沢祐輔さん、音楽部門でジャズボーカリストの青木カレンさんが受賞した。
武井さんは06年、全日本国民的美少女コンテストで、モデル部門賞とマルチメディア賞をダブル受賞。ファッション誌「セブンティーン」のモデルとして活躍し、今年「TSUBAKI」のCMに史上最年少で出演したことも話題になった。武井さんは今年を「すごく世界が広がった。つらかったことや悔しい思いを経験したからこそ、自信を持って堂々としていられるんじゃないかと思う。とても充実した1年でした」と振り返り、大人になったことは?と聞かれると「こうやって質問にきちんと答えられるようになったところかな」と笑顔を見せていた。(毎日新聞デジタル)