温室効果ガス:濃度、過去最高 09年世界平均…WMO

2010年11月24日 21時47分

 世界気象機関(WMO)は24日、主要な温室効果ガスである二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素の09年の世界平均の大気中濃度が、いずれも観測史上最高を記録したと発表した。二酸化炭素と一酸化二窒素は84年の統計開始以来、一貫して増え続けている。メタンは近年ほぼ横ばいだったが、07年以降は3年連続で急増している。データをとりまとめた気象庁は「温室効果ガスの排出削減の取り組みは効果が表れるのに時間がかかるため、長期的な取り組みが必要」と説明している。

 二酸化炭素は386.8ppm(ppmは100万分の1)で前年より1.6ppm増加。メタンは1803ppb(ppbは10億分の1)で5ppb、一酸化二窒素は322.5ppbで0.6ppb増えた。

 WMOは国連の専門機関で、189の国と地域が加盟している。

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