維新の嵐 （ファミコン版・サターン版）

簡単な紹介：このゲームはプレイヤーが要人となって、自分の信じる思想で全ての藩を統一するか、江戸城を落とす（尊王派だけか？）ことが目的となります。
その際、必要なことは説得だけです！（剣の腕に自身があれば人斬りもかまいませんが）

注！下の解説はファミコン版に沿っています。サターン版では流用できない部分がいろいろあります・・・。

プレイヤーが選択できる要人

シナリオ１

シナリオ２

この中で、選択すると有利なのは、海援隊のメンバー（長岡謙吉・新宮馬之助・近藤長次郎・池内蔵太・陸奥宗光）を集めれば家老待遇になれる竜馬と、藩主である、井伊直弼・島津斉彬・松平容保らである。
なぜかというと、藩主の立場にある人間を説得できるのは、通常の藩士だと家老からの信頼が４０以上無いと無理であるからだ（家老ならば、藩主に直接説得可能）。また、重臣もしくはその藩の藩士であれば家老から説得であるものの、余所の藩の藩士となると、重臣の説得からはじめなければなりません。

あっ、近藤勇も家老扱いだった・・・（でも、説得能力がないのよね〜）

なので、藩士である西郷・桂・高杉・松陰・松平慶永（シナリオ１だと藩主なのになぁ〜）らは、まず自藩での地位を上げる必要があります。
幕臣の勝・小栗になると、成り上がりすら厳しいが、一応奉行（普通の藩における重臣扱い）なので、家老からの説得が可能です（シナリオ１の勝はただの幕臣なのがツライ・・・）

まぁ、まず必要なのは能力の上昇ですが（特に先進性が重要）、ここでまた藩主と藩士（重臣だろうが家老だろうが）の差が・・・。
藩主は、自分の居城にいれば、大奥コマンドで学力・武力の上昇が見込めますが、藩士であると、

という形で、それぞれ一回金３で、上昇に励むことができます。(上昇しないこともあるので、金３の出費はばかになりません・・・）

能力値の説明

先進性：説得したときに、この能力が高いと、効果が大きくなる。これは、説得を短く終わらせるために重要なことであるため、積極的に伸ばしていきたい。伸ばすには、自分より先進性の高い人に面会することである。

学力：主に、否定する場合にこの能力が高いと友好である。

武力：自分の意見を肯定する場合に影響する能力値。また、切り合いになった時にも使用する。

体力：無くなったら、ゲームオーバーになるので、残りに気をつけるべき能力。移動するときにも、地形によって減る量が違ったりするので、注意。

精神力：これが、低いと、説得の際に不利になるので、こちらも気をつけるべし。

説得の仕方

まずは、俗事で相手の緊張をほぐす必要がある。これには、恋愛・酒・金銭欲の三種類があるが、全部に興味がない人もいれば（その場合は否定すればよい）、全部好きという人もいるので、対処に困るケースが多い。
傾向としては、四国・九州・長州方面の人は酒好きが多く、会津など東北は禁欲的な人が多い（必ずそうというわけではないのだが）。

相手が笑い始めたら、本腰に入る。そして、能力値が大事もしくはいらないといったり、思想の可否を主張するのだ！　でも、怒り始めたらまた俗事に戻ること。

（サターン版だと、カードバトルみたいになっており、攻撃・受けそれぞれに対応したカードが無いと言い負かされるという、かなり違和感のあるシステムになっている。こちらでは、先進性が低いと難しすぎて話題にできず自爆する羽目になることも・・・）

権力の握り方

このように説得を続け、藩主の信頼が８０になったら、同士になるとともに藩政を動かすこともできるのだ！
人事ももちろん異動できるので、自分の思想と反するものはヒラ藩士に落としたり、先進性の高い同じ思想の持ち主を家老や、重臣にすることもできる。そして、軍隊も動かせるようになる・・・。
なので、藩主プレイヤーは有利なのだ・・・。島津斉彬の場合、速攻で彦根藩（井伊家）の第一守備隊を屈服させれば（薩摩の兵に比べればかなり弱い）、安政の大獄が起きなくなるのだ！これで、橋本左内や吉田松陰が死なずに済むぞ！
（あとは、佐幕派が水戸を攻略する際にも役立ちます。長州は強いので厳しいかな〜）

こうして、藩主の思想を統一すればゲームクリアとなります。
エンディングは、

あとは、江戸城を落とした場合のエンディングもあります。

なお、プレイヤーキャラである限り、歴史上途中で死んでしまった人物は生き残ります。斉彬は病死しないし（他のプレイヤーでやるとすぐに病死する・・・）、吉田松陰も安政の大獄に引っかからずに済みます。