(cache) 「人体の不思議展」で苦痛と提訴 京都の名誉教授 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 「人体の不思議展」で苦痛と提訴 京都の名誉教授

     京都市で開催中の「人体の不思議展」で多数の死体の標本が展示され、精神的な苦痛を受けたとして、会場の近くに住む京都工芸繊維大の宗川吉汪名誉教授(71)が20日、主催団体に1万円の慰謝料を求める訴訟を京都地裁に起こした。

     同展では、中国で献体された人体にシリコン樹脂を染み込ませるなど特殊処理した標本を展示しているとされる。

     訴状で原告側は「死体の尊厳を踏みにじった展示で、平穏に生活する権利が侵害された」と主張。京都市長らの許可を得ずに開館時間外に標本を会場に置いており、死体解剖保存法に違反するとしている。

     訴状で主催団体の代表とされる男性は、共同通信の取材に「広報を担当しているだけで(主催団体とは)関係ない」と話している。

      【共同通信】