政治道険し…京都の歩行者優先構想 大都市世界初の挑戦、2~3年遅れ+(2/2ページ)(2011.1.22 22:04

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道険し…京都の歩行者優先構想 大都市世界初の挑戦、2~3年遅れ

2011.1.22 22:04 (2/2ページ)
慢性的な渋滞に悩まされ、「トランジットモール」構想が計画されている四条通=京都市下京区(宇都宮想撮影)

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慢性的な渋滞に悩まされ、「トランジットモール」構想が計画されている四条通=京都市下京区(宇都宮想撮影)

 ●制限しても渋滞

 だが、19年10月に行った3日間の実証実験で、物流事業者の車やバス、タクシーだけで渋滞が起きることが判明。市は渋滞解消のためには、バスを運行する3事業者(市バス、京阪バス、京都バス)が個別に設けている停留所を集約する▽タクシーの違法な客待ちをなくす▽物流業者の車の荷さばきを行う場所を集中させる-などが必要として各業者と協議を行ってきたが、調整が難航。今年度内の導入を断念した。

 市は、有識者約30人の諮問機関を設置。各事業者に理解を得られるよう計画の細部を練り直し、実験も重ねる方針で、2~3年後の実現を目指す。当初は実施対象が週末だけだったが、平日も検討するという。

 市の担当者は「見通しが甘かった部分もあり実現が遅れているが、『トランジットモール』構想は京都の景観保全や商店街活性化に欠かせない。必ず実現させたい」と話している。

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