政治【週刊・中田宏】(53)落選の前阿久根市長のタフさ“ブレ菅”も見習え+(4/6ページ)(2011.1.23 07:00

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【週刊・中田宏】
(53)落選の前阿久根市長のタフさ“ブレ菅”も見習え

2011.1.23 07:00 (4/6ページ)
選挙事務所前で敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時5分、鹿児島県阿久根市

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選挙事務所前で敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時5分、鹿児島県阿久根市

 中田氏は「思っても行動しない人が多いのが、日本人の悪いところ。『良いことをやろう』と思い、実際に行動しているのは素晴らしいこと」と評価する。

 続けて中田氏は「今回のタイガーマスク運動で、たとえ、わずかであっても、自分よりも困っている人に貢献しようという『貧者の一灯』の精神を日本人が思いだすきっかけになったのではないか。資産家ならば、何億円もの寄付もできるだろうし、それも確かに素晴らしい。しかし、それほど裕福でない人でも、何かできることはあるということだ」と話す。

 慈善運動では、国連児童基金(ユニセフ)などの団体にも、毎年、国内から多額の寄付が寄せられている。

 中田氏は「ユニセフなどのポスターには、アフリカやアジアの貧しい子供などの写真がよく使われている。だが、国内に目を向ければ、生活に困っている家庭や金銭的な事情で進学を断念する若者、病気の治療費の捻出(ねんしゅつ)に悩む老人などがたくさん存在しているし、孤独死の問題も深刻だ」と指摘する。

 「何となく、『アフリカなどで役立つんだろう』という“お任せ的”なところがあるし、目の前にある、自分たちの社会から目を背けているという側面もあるように思う」と疑問を投げかける。

■過去記事はこちらから→特集「週刊・中田宏」

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選挙事務所前で敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時5分、鹿児島県阿久根市
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