政治【週刊・中田宏】(53)落選の前阿久根市長のタフさ“ブレ菅”も見習え+(3/6ページ)(2011.1.23 07:00

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【週刊・中田宏】
(53)落選の前阿久根市長のタフさ“ブレ菅”も見習え

2011.1.23 07:00 (3/6ページ)
選挙事務所前で敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時5分、鹿児島県阿久根市

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選挙事務所前で敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時5分、鹿児島県阿久根市

 中田氏は「大阪府の橋下徹知事、名古屋市の河村たかし市長、阿久根市の竹原前市長は、それぞれ状況は異なるが、議会と正面から対立した点で共通している。取りまとめ能力の欠如や自己保身ばかりの議員など、ひど過ぎる地方議会の現状があるのだが、首長と議会との対立が激化すると、混乱続きで現実的な事態の改善ができなくなる」と懸念する。

 「特に竹原市政は議会を完全に無視することによって、言い合いから殴り合いへと、自分からケンカの度合いを上げていった。もはや議会との対話は全くできない状況。それにしても、多くの批判を浴びながら孤独に戦い続けた竹原氏は、やったことの評価は別にしても、とにかく驚くほどタフだね」と中田氏は評する。

 「菅首相もあれぐらい打たれ強ければ、少なくとも『ブレ菅』なんて言われないだろう。普天間基地問題や尖閣諸島問題など、山積する問題の解決に向けて、菅首相もあのタフさは見習った方がよい」と中田氏は話した。

 【タイガーマスク運動、『貧者の一灯』精神を思い出すきっかけに】

 各地の児童相談所や児童養護施設にプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗るランドセルや現金などの寄付が相次いでいる。発端は、クリスマスの昨年12月25日だった。群馬県中央児童相談所に出勤した女性職員が正面玄関に積み上げられた箱入りのランドセル10個を発見した。「タイガーマスク運動」は共感の輪を全国に広げ、約1カ月がたった今も、施設への贈り物が続いている。

■過去記事はこちらから→特集「週刊・中田宏」

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選挙事務所前で敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時5分、鹿児島県阿久根市
鹿児島県阿久根市長選で初当選し、支援者らと共に万歳して喜ぶ西平良将氏(中央)=16日午後9時58分
市長就任式であいさつする鹿児島県阿久根市の西平良将市長=17日午前、同市役所

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