(1998.10.04) 第2回 BESTA勉強会 プレゼン内容要約

< 特許 〜 弁理士の先にあるもの 〜 >
( 1999.7.1 BESTA-ML より )

発表したのは、去年の10月ですので、早9ヶ月が経ちますが、 また忙しさにかまかけて、要約をまだ作製していませんでした。 以下、要約です。
(プレゼンタ-をやったときは、1人で数時間にわたり喋りましたので かなりはしょってありますが、それでも長文になってしまいました。興味の ない方は削除してくださいね)


聖書 〜 シュメール 古代文明 〜
特許事務所 〜 弁理士 〜 財団法人設立

まず、聖書を読んだことがあるか?聖書をどう考えているか?
という参加 者への質問をしました。 欧米圏でない日本人が、世界的に活躍するには 聖書の理解と自分なりに捉え方が必要だと考えたことと、自分自身のとらえ方を 説明する前に、みなさんに聞いてみたかったという趣旨です。 一瞬自分でも勧誘みたいと思っていまいましたが。。(^^;

聖書は大まかに旧約聖書と新約聖書に別れていて、名前は同じですが、 内容や生い立ちが全く違います。 この中でよく宗教であるキリスト教が用いるのが、新約聖書でキリストの生 い立ちから生き方、説教等が含まれます。新約聖書はキリストの死後、 弟子たちがキリストの説教等をまとめた物です。

一方旧約聖書は、アダムとイブの人類創世に始まる人類の歴史書です。 旧約聖書の中に出てくる古代都市や人物、書物等は発掘が終わっている物に 限るとすべて実在していたことが証明されています。 逆を言えば、現在までで旧約聖書の内容に間違いは無かったということ になります。 しかし、謎が多く残されていて、人類は神が創世したという点からはじまり、 アダムとイブの一方を先につくり、もうもう一方はその骨からつくったことに なっています。

ここで、新たな歴史的事実が起こります。 シュメールという古代文明が発掘されたのです。 現在までで人類最古の文明です。 (かなり大まかに新しい順にかくと、ギリシャ>エジプト>メソポタミア> アッカド>シュメールになります)

シュメールから大量に発掘された粘土板には、シュメール語で 膨大な量にのぼる文章が記載されていました。 しかし、シュメール語が解読されていなかったので、この 発見はこのままになっていました。

さらに歴史的大発見が、ロゼッタストーンの発見です。 この石はシュメール語の辞書だったのです。これでシュメール語が 解読されたのですが、なんと太陽系創世に始まり、人類創世を含む 太陽系の歴史が記載されていました。 当時、このNEWSはアメリカを始め世界中にセンセーショナルを 巻き起こしました。

聖書がヘブライ語から、世界中の言語に翻訳されたときには、まだ シュメールの歴史書が発見されていなかったので、本当の聖書の内容は 現在世界に出回っている翻訳とは別のものです。 しかし、聖書の内容は、シュメールの歴史書の内容に一部であることが わかりました(未だに反論している方もいらっしゃいます)。 聖書には人類創世からしか書かれていませんが、ここからの部分は 一致します。ノアの大洪水にはじまり詳細までことごとく旧約聖書の 記述に一致します。

さらに太陽系創世から描かれているシュメールの歴史書には、太陽系の惑星の 配置ならびに大きさがなぜあのようになったか? 月と地球の地質が違うのは月がどこからきたか? 地球に水半球と陸半球が存在するのはなぜか? 等々、現在の科学技術をもってしても解明されていない事柄が記されています・

もっともシュメール人は、地球のことを星のマーク7つで表して、7番目の惑星 としていました。人類が20世紀にはいってからようやく発見した冥王星(もしくは 海王星)から数えて7番目ということで。 円筒印象(円柱状で粘土の上を転がして絵にするもの)にも、惑星の配列や大きさが 正確に記されています。

この知識はどこからきたのかについても、シュメールの歴史書は答えています。 神から受け継いだと。 古代メソポタミアでは、文明はアッカドから受け継いだとメソポタミアの 発見された粘土板に書かれています。 アッカドも文明はシュメールから引き継いだと書いています。 しかし、人類の文明の中で一番最古であるシュメール文明だけが、 神から文明を受け継いだとあります。 事実、シュメールからメソポタミアまでは、どんどん文明が退化していっており、 21世紀に入ってもまだなお追いついてはいないのです。

20世紀になって発見された惑星は、望遠鏡で偶然発見されたわけではなく、 惑星の軌道計算から予め存在を予言されていたものばかりです。 惑星の周回軌道は、すべての天体の影響を受けており、特に一番近い天体の影響を 多く受けます。例えば土星が発見されたとき土星の軌道計算ををしてみると、どうしても 土星のさらに外側に惑星が存在しないと計算が合わないということになりました。 それで、根拠をもって土星の軌道の外側を探索していると天王星が発見されました。 さらに天王星の軌道を計算してみると海王星が、その外に冥王星が。。。

アメリカを始め世界中にセンセーショナルを巻き起こしましたのには理由が あります。現在NASAが探索中の第10惑星、これも第9惑星の冥王星の軌道計算から 存在が予言されている惑星なのです。この第10惑星がシュメールの粘土板に記載されて いるとしたら。。。そうされていたのです。

シュメールの文明の源である神の惑星、シュメールでは真円に羽が生えた象徴で描かれて います。この象徴はエジプト、ギリシャ文明になっても受け継がれ、今も多くの博物館で 見ることができます。実際、私もアテネ、エーゲ海の島々、カイロを始めベルリン、 ロンドン、パリ、マドリッド、ローマ、ウイーンすべての博物館で実際に見てきました。

シュメールの粘土板について書くと、本が何冊も書けますので、ここで終わりにしまして、 私がやりたかったのは、人類がなぜこの地上に存在するのか。 聖書の言葉を引用するなら、どんな理由あるいは目的で創造されたのか。 その目的を知ることによって、人類の本来の存在理由が解明され、 人間の科学技術の進むべき道が見えくる。 こう思っています。

上記は宇宙考古学という分野になるのですが、他に生物学なら生物学等をいろいろ やったのですが、突き詰めていけば行くほど、人間は自然発生的に生じた物でないこと を認識させられます。シュメールの粘土板に、試験管から生物を合成する絵があります。 聖書が骨から人間を作るクローンに始まり、神はすべての創造主である、ということが 徐々に解明されていくと思います。 シュメールの粘土板はこう書いています。一から生物を作るのではなく、この星には 我々に近い生物である猿がいるではないかと。

生物学上の重要なテーマである“ミッシングリング”。猿から人間に進化した仮説を 説明するための猿と人間の間の骨が全く発見されていない。いまだかつて世界中のどこからも 発見されていません。人類の最大の謎です。

シュメールでは、月、太陽、そして前記第10惑星を含めて12個の天体として、 扱ってきました。今人類が用いている12及び60の数字は、シュメールから きたものです。シュメールの神々は12いたとしるされています。カレンダーの 暦もシュメールは12を使いました。

キリスト教は、有名な一神教(唯一の神Godであり、godsではない)ですが、 聖書の原文のヘブライ語にはエロイヒム(神:エロスの複数形)と記されています。 もともと神は神々であったとなっています。 この第10惑星の周期は、シュメールの粘土板には3600年周期で周回していると 書いています。この距離は、自ら光を発しない天体(惑星)に対しては、現在の人類 では観測できない距離です。

この他にも、シュメールの粘土板は様々なことを解き明かしてくれます。 興味のある方は、また私に聞いていただいても結構ですし、文献を当たっていただけ ると、ロゼッタスローンの権威のゼカリア・シッチン氏の翻訳書などが参考に なると思います。


ここで、やっと特許事務所の話しになりますが、当時高校生だった私は考古学で 飯を食っていくのをあきらめました。外国でさえ難しく、日本ではまだほんの一握りの 人間しかいないからです。元々理系人間であったし、1つのことの開発だけに携わる ことに抵抗があった私は、資格も取れ、様々な最先端の仕事に携われる特許事務所を 高校3年のときに第1志望に決めました。

当特許事務所について説明すると、規模は350人が所属する日本最大の法律事務所 です。クライアントは東芝、NTT、三菱重工、カシオ、オリンパス、各種大学、NASDA、 P&G等A4に1ページぐらいになります。外国のクライアントもMSをはじめ多数 です。

特許は、出した国のみ有効な権利で、例えば日本人(企業A)が日本の特許庁に出願 して、特許になったとします。このときアメリカ人がこれをみて模倣してときには 対策がありません。 どうするかというと、企業Aはアメリカの特許庁にも出願しなくてはなりません。 それでは、ドイツ人がまねしたら…そうなのです。まねされるとまずいところにはすべて 出願します。

パリ条約とかPCT、TRIPS協定、マドリッドプロトコル等様々な知的所有権に 関する国際条約及び協定がありますが、簡単にいうと、まず各国に英語等で出願し、 法廷期限までに現地の言語の翻訳文を提出する。という感じです。

この仕事には、法律全般にいえることですが、日本語の文章力が問われます。 私も半人前で偉そうなことはいえないのですが、文言如何によって、取れる特許の 権利範囲が決まってきます。特許裁判のときも重要です。 私はまだ弁理士ではないので、法廷には立てないのですが、訴訟事件等も多数扱います。 また特許であるので、特許の前の最新の技術に明るくないと、特許が理解できないと いうことになりますので、日々勉強ですが、好きな人には最高の職業だと思います。 さらに、特許の1つ前の技術が日本人がしたのもとは限りませんので、語学が必要に なってきます。特許件数では日、米がトップ、ついでドイツ、あとは大きくあいて、他の 国が続きますので、日本語、英語、ドイツ語が役に立ちます。 私は大学の時に奨学金を利用してドイツに2回、計1年2ヶ月ほど留学しました。

扱う技術分野は、半導体、通信、マルチメディア、航空宇宙、軍事、遺伝子工学、日 用品までと様々で、まさにトイレットペーパから原発まで扱います。

この分野を扱う資格として弁理士がありますが、内容は弁護士の理系バージョン とう感じです。収入的には個人差がありますが、人数が弁護士の10分の1という こともあって収入は弁護士よりも良いです。試験は法律と技術があり、司法試験の選択科 目が技術になったような感じで、合格率もほぼ同じです。

現在1次試験に合格して、弁理士を目指す毎日です。 なぜ弁理士を目指しているのかというと以下の理由からです。 人類の進歩は科学技術の発展でここまできましたが、埋もれている発明やこれからでてくる 発明を世の中に役立てたい。そして人類の存在理由を解明するための財団法人のような機関 をつくりたいと思っています。 私は資本経済を肯定しているわけではないのですが、資本経済では資本がないと何もでき ませんので、この機関をつかって前記宇宙考古学を研究に賛同する人々を世界中から 募りたいと思っています。


こんな感じで書いたのですが、実際には文章力のなさで、書きたいことの半分も 書けていないのが現状ですが、もし興味を持たれましたら、勉強会やメール等で 質問してください。

鷲尾 直人 (1999.7.1)


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