女子プロレスJWPのコマンド・ボリショイとmasu-me(マスミ)が22日、大阪市内で2・6大阪ミナミムーブオンアリーナ大会をPRした。“厳冬”が続く業界だが、ボリショイは「女子プロレス界の代表はJWP。その覚悟を大阪のファンに見せたい」と気炎を吐く。かつて全日本女子で行われていた祭典ブランド「タッグリーグ・ザ・ベスト」を復活させたのは「歴史を次世代につないでいくのは老舗団体の使命」という思いからだ。団体が細分化している中、自ら業界のけん引役となる意気を見せた。
有望な若手も育っている。昨年12月にデビューしたmasu-meは、CDデビューを条件に入門した異例の“歌手兼業レスラー”。同大会ではリング上でデビュー曲を披露する予定で「歌もプロレスも本気です。練習の成果を存分に発揮します!」と眼力(めぢから)全開でやる気満々だ。
とはいえ、ちょっぴり不安もある。「今年、JWPは何度も大阪に来る計画なのですが、実現するかどうかは今大会しだい…」とボリショイは一転弱り顔。「今回の結果で次の一手を考えます。どうかよろしくお願いします!」とファンの来場を切に訴えていた。