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秋葉原ホコ天再開、でも禁止事項ずらり 店主ら混乱警戒(1/2ページ)

2011年1月23日7時3分

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写真:「歩行者天国のルール」を手渡すメード姿の女性ガイド=22日午前、東京都千代田区、川村直子撮影「歩行者天国のルール」を手渡すメード姿の女性ガイド=22日午前、東京都千代田区、川村直子撮影

写真:「歩行者天国内はパフォーマンス禁止」などと書かれた看板を用意する関係者=21日午前9時44分、千代田区外神田「歩行者天国内はパフォーマンス禁止」などと書かれた看板を用意する関係者=21日午前9時44分、千代田区外神田

 無差別殺傷事件で中止されていた東京・秋葉原の歩行者天国(ホコ天)が23日、2年7カ月ぶりに再開される。一層のにぎわいを期待する地元商店主らにとって待ちに待った日だ。一方で、逮捕者まで出た過激な路上パフォーマンスによる混乱防止に、住民や商店主らが頭をひねる。

 「こちらもどうぞ」――。JR秋葉原駅からホコ天になる中央通りに向かう途中の「秋葉原案内所」では、数日前からメード姿の女性ガイドが「秋葉マップ」とともに1枚のチラシを渡している。

 タイトルは「歩行者天国のルール」。安全・円滑に歩けるように「パフォーマンス」「物品販売」「自転車走行」「ティッシュ、チラシ配布」といった禁止事項が並ぶ。

 案内所を運営する鈴木禎さん(41)はホコ天のルールを知らずに来て騒ぎを起こす人に備えてこう話す。「ホコ天自体はパトロールの商店主や警察が十分に目を光らせる。駅前の広場や裏通りで騒ぎが起きるかもしれないので自分はそこを見回る」

 1973年に始まった秋葉原のホコ天は、電気街に家電を買いに来る家族連れなどに親しまれていた。パソコンやアニメ、ゲームの関連商品を売る店が増加して「オタク」の「聖地」として注目されると、コスプレ姿の人が目立つようになった。

 路上ライブの騒音や、猛スピードで走行する自転車などのトラブルが頻発。2007年ごろから、きわどい服装の女性が写真を撮らせる過激パフォーマンスが問題化した。下着の写真を撮らせた女性が都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕され、その2カ月後に連続殺傷事件が起きた。

 23日に地元商店主や住民らが行うパトロールに加わる「秋葉原タウンマネジメント」の土本恵介総務部長(62)は、「立ち止まって撮影させたり演奏したりする『人寄せ行為』はねばり強く注意する」。警視庁関係者も「悪質な行為にはあらゆる法律で摘発を検討する」と警戒を強める。自主パトロールと警察約70人で見回る。

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