政治日中改善波高し 尖閣後、閣僚交流なし +(2/3ページ)(2011.1.23 00:32

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日中改善波高し 尖閣後、閣僚交流なし 

2011.1.23 00:32 (2/3ページ)

 だが、日中韓首脳会談は平成20年から毎年3カ国が持ち回りで行う定例会談。今年の「当番国」がたまたま日本というだけ。胡錦濤国家主席の昨年11月の訪日も、横浜市でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためだった。

 外務省幹部は閣僚の相互往来が実現しない理由として、ガス田開発問題を挙げる。中国側の一方的な掘削の兆候がある中で「交渉を再開して進展が何もなければ、開かなかった方がよかったとなる。再開には事前の入念なすり合わせが必要」(同幹部)という。

 両国は昨年7月、ガス田に関し1回目の交渉を行ったが、昨年9月中旬に予定した2回目の交渉は、衝突事件を受け中国側が延期を通告した。

 ガス田共同開発は両国の排他的経済水域(EEZ)の境界にある中間線付近で行われるが、中国側は中間線の概念を認めていない。中国国内では領土、領海にかかわる問題で妥協を許さない世論が根強く、中国政府も二の足を踏んでいるようだ。

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