4月10日投開票の広島市長選に向け、民主党広島県連は22日、広島市南区で幹事会を開き、候補者を選定する対策委員会の設置を決めた。県連の三谷光男代表(衆院広島5区)は、擁立を目指す人物と既に接触していることを明らかにした。
幹事会は非公開。終了後、三谷氏は「国際平和都市の顔にふさわしく、幅広い支持が得られる候補者が望ましい」と強調。既に1人と面談しているとし、「決断されるかは分からない。(もし断られれば)白紙に戻して選定する」と述べた。
対策委は、三谷氏を委員長に国会議員や県議、市議の計10人で構成。擁立を目指す人物との接触は三谷氏を中心に行う。擁立方針としては(1)他党推薦の候補者を推薦しない(2)「他党と談合した」と受け止められる選考をしない(3)候補者が党の公認、推薦を得ることを条件にしない―の3点を挙げた。
市長選にはこれまでに、執筆家荒木実氏(67)、元市議大原邦夫氏(61)、市民団体代表呉羽山人氏(60)、市議桑田恭子氏(49)の新人4人が、いずれも無所属での立候補を表明。3期目の秋葉忠利市長は今期限りで退任する意向を示している。
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