国際中国叩きの大嵐 対立激化の議会で対中「超党派」が実現+(1/2ページ)(2011.1.20 22:25

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中国叩きの大嵐 対立激化の議会で対中「超党派」が実現

2011.1.20 22:25 (1/2ページ)
ホワイトハウスで行われた米中首脳会談後の共同記者会見で、人権問題に関する質問に答えず、改めて返答を促されると通訳機に手をやり「質問が聞き取れなかった」と“釈明”する胡錦濤国家主席。奥のバラク・オバマ大統領の顔もこわばっている=19日、ワシントン(ロイター)

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ホワイトハウスで行われた米中首脳会談後の共同記者会見で、人権問題に関する質問に答えず、改めて返答を促されると通訳機に手をやり「質問が聞き取れなかった」と“釈明”する胡錦濤国家主席。奥のバラク・オバマ大統領の顔もこわばっている=19日、ワシントン(ロイター)

 【ワシントン=佐々木類】台湾への武器売却などで昨春以降冷え込んだ米中関係の修復演出に腐心したホワイトハウスとは逆に、米連邦議会には、共和、民主両党からの中国への批判が吹き荒れた。ふだんは対立が目立つ両党だが、今回ばかりは期せずして反中国で一致。人権や人民元問題に端を発した貿易不均衡問題をやり玉に挙げた。

 「『ステークホルダー(責任ある利害共有者)』は、国連の制裁を無視して北京経由で北朝鮮のミサイル部品をイランに移送するのを許可するのか」「『ステークホルダー』は、国際法に反して南シナ海を『核心的利益』と宣言するのか」

 共和党のロスレイティネン米下院外交委員長は19日の委員会でこう述べ、国際社会における最近の中国の行動を厳しく批判した。

 本来は経済用語の「責任ある利害共有者」は、ゼーリック世界銀行総裁がブッシュ政権時代の国務副長官だった2006年、中国に国際社会での責任を果たさせるために提唱した対中関与政策の新たな概念だ。

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ホワイトハウスで行われた米中首脳会談後の共同記者会見で、人権問題に関する質問に答えず、改めて返答を促されると通訳機に手をやり「質問が聞き取れなかった」と“釈明”する胡錦濤国家主席。奥のバラク・オバマ大統領の顔もこわばっている=19日、ワシントン(ロイター)

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