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九州の「伊達直人」善意のホストを直撃

2011年01月22日
エンタメ

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〝タイガーマスク現象〟が全国規模で広がりを見せる中、本紙は長年〝伊達直人〟を名乗り、施設で暮らす子供たちに寄付を続ける人物がいるとの情報をキャッチ。その素顔はなんと、ホストだった。一方、一連の報道で再び社会の関心を集めた児童保護施設——。全国に何か所あるのか? 何人の子供たちがいるのか? その実情に追った。

日本各地に善意の〝伊達直人〟が続出する中、九州方面から興味深い情報が寄せられた。
「まだニュースにはなっていませんが、福岡にも〝伊達直人〟はいますよ。数年前から福岡の児童養護施設などに現金や紙おむつなどを寄付しているそうです。〝伊達直人〟を名乗っていますが、実はホストで源氏名はKAIZAという人物です」(中洲関係者)
そこで本紙はKAIZA氏に接触。当初、当惑した様子だったが、徐々に重い口を開き、6〜7年前から児童養護施設に寄付していることを認めた。
「自分のできることをやらないといけないと思いました。僕は夜の商売をやっているので、子どもたちにいい影響がないんじゃないかと思って、〝伊達直人〟としました。僕が小学生の時、タイガーマスクはヒーローでしたから。(全国に広がっているのは)いいことだと思います」
KAIZA氏のように、ニュースになる以前から、長年に渡って児童養護施設へ寄付を続ける人は多い。というのも、児童養護施設は現在も社会で重要な役割を果たしているという現実があるのだ。
厚生労働省によると、漫画「タイガーマスク」の連載が始まった1968年、全国で児童養護施設は529か所あり、在籍児童は3万1943人いた。それに対し、2009年度末は施設数575、児童数は3万594人と微増。同省関係者によれば、戦災孤児が多かった戦後混乱期から徐々に在籍児童数は減っていったが近年、再び増加傾向にあるというのだ。主な理由は、子供への虐待が増えていることだという。
「昔は親がいなくて児童養護施設に入る子供が多かった。今は、親はいるものの子育てに適切ではないというケースが増えている、との声が現場から届いています」(同省関係者)。一連の〝タイガーマスク現象〟により、近年深刻化している児童虐待問題と児童養護施設の関係が浮き彫りになった。

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