もう一つのブログ

最近の記事

最近のトラックバック

2011年1月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

OCN 検索

アクセスカウンタ

Powered by Blogzine[ブログ人]
ブログ人登録 2008年04月16日

« IC乗車券「manaca」対応改札機に電源が入りました・名鉄 | メイン | 青春18きっぷ・春の期間短縮フラグか? »

2011/01/22

「マナカなかなか難解」と中日新聞記事

 二回連続で名古屋市交通局と名鉄のmanaca関連記事です。昨日1月21日の中日新聞夕刊記事に、現在のユリカなど磁気カードでのプレミアムからmanacaのポイントに切り替わることが、「なかなか難解だ」という記事がありました。しかも一面トップ記事に。

 なぜこの日にしかもトップだったのだろう。記事の一部です。

Chunitimanaca

 私なぞは、ICOCAからもう何年もICカードを使い続けていますが、このICカード内にポイントが溜まるというカードはまだ経験が無く、しかも磁気カードからある日を境に一気にICカードに切り替えるというものですから、そりゃ確かに難解ですわ。

 PRを盛んにしだした1月11日頃(つまり実施一ヶ月前)から急に問い合わせが増えているといい、その内容の殆どは使い方だということです。JR東海ではTOICAがありますけど、この地区(名古屋地区)では多くの方がICカード乗車券は始めてなのでしょうね。でもsuicaという単語はドラマで知っていると、普段は鉄道に乗らない人もいて、それなりにICカードとは「なんぞや」は知れ渡っているようです。

 記事では電子マネーとして使えることも強調していますが、これもICOCAなど先行の各社での多くで電子マネーが使え、とりたてて珍しいことではありません。ただ名古屋鉄道発行(正式な発行社は(株)エムアイシー)のmanacaでは、駅構内の売店などで購入するとポイントが付く「たまルン」に加入すると、お買い物毎にポイントが付きます。

 manaca、いいとこばかりではなく不都合なところもあります。いや利用形態によってはこの方が大きかったりする方もいますね(私)。

  • 乗車によるポイントは暦月単位で、この一ヶ月間に名古屋市交通局では2000円以上、名鉄では2001円以上(切り上げになるので実質2010円以上)の乗車がポイント付与の対象となり、これ以下ではなんのプレミアムは付かない
  • 名鉄バスでは昼間割引バスカードの高額なプレミアムが無くなる
  • 名鉄は回数券廃止で、manacaが導入されない蒲郡線と広見線の新可児駅以東は、定期券か普通乗車券でしか乗れなくなる。(他に団体券もありますが個人客の場合)
  • ユリカなどの磁気カードを2月10日をもって一切発売を取り止めるため、参加者に配るなどといった、賞品として使うことが難しくなる。(既に私が係わる団体で該当する)

 なにわともあれ、あと三週間ほどでmanacaが始まるわけで、人によってはプレミアムの高いユリカを沢山買い込んで、来年のユリカ利用停止まで使い続ける人がいますけど、私はバスの昼間用を数枚買う程度ですね。はやくmanacaで乗ってみたいところです。ポイントが付くことは少なそうですけどね。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/212906/22244755

このページへのトラックバック一覧 「マナカなかなか難解」と中日新聞記事:

コメント

これは前から薄々感じていましたが、IC化の流れで便乗値上げというのが各社の狙いだと思います。

説明サイトではデメリットがほとんど語られることがなく、メリットばかりが前面に押し出されていますが、
これって会社を跨がないユーザーほど得をして(損をしない)そうでないユーザーが一番損をするという計算になるのではないかなと思います。
特に名鉄バス→JR→地下鉄・市バスというケースなんかは複雑すぎてお手上げ状態。何のためのIC共通化なのか良く分かりません。
ゆとりーととあおなみユーザーは…。
いくらお得だからといっても、これだけ複雑だと逆に利用者の反感を買って評判が落ちるような気もしますねえ。

ポイント欲しければ自社のを買ってくれというのは、明らかにチャージ額で溜め込んだ金にかかる利子で儲けようと言う銀行屋の発想ですし。これユーザーにはバレてないとでも思ってるのでしょうかね。
まあ、市交ユーザーは巨額の建設費償還のために、名鉄ユーザーはバブル崩壊で被った損害の償還のために全力で御布施して下さいませ、ということなのかなと。
ポイントのないTOICAユーザーですが、逆に「損をしない」と考えればシステムがシンプルで気軽に使える分IC化のメリットは最大限に受けられたと思っています。
そもそも近距離運賃は地下鉄や私鉄よりも安いJR(名古屋では)ですし、こんな難しいことを一々考えなくても利用できるというのが利用者にとって一番便利なことなんじゃないかなと思います。

(というか、この手の損得の計算がパパっとすぐにできるくらい頭のいい人なら、公共交通機関なんて利用しなくてもいいくらい年収が高くて高級なマイカーを乗り回しているような気がするような)

こういうのって、「いくらお得になるか」ではなくて、「どれだけ損をしないか」がポイントだと思うんですけどね。消費者心理って面白いですね。

コメントを投稿