武井咲　女優もモデルも全力投球　２０１１年は”月９”でスタート

　今年“何か持ってる”１０代女優として注目度が急上昇した武井咲（１７）。今夏放送されたフジテレビ系ドラマ「ＧＯＬＤ」へのレギュラー出演をはじめ、資生堂ＴＳＵＢＡＫＩのＣＭに１０代として初出演、２０１０年度ベストドレッサー賞も史上最年少で受賞した。来年も１月スタートのフジテレビ系新ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で“月９”デビューする。ますます飛躍する武井を直撃した。　（関龍市朗）

　−今年１年を振り返って

　「すごく成長できた１年でした。これから本格的に女優をやっていきたいと強く思いました。たくさん泣いた年でもありましたが、人との出会いも多く世界が広がりました」

　−一番印象に残った出来事は

　「（ドラマの）『ＧＯＬＤ』ですね。すごくお芝居が面白いと思えるきっかけになりました。以前は役柄のことを考えても分からなかったけど、そういう悩みも楽しいと思えるようになりました。役柄について考える中で、自分の知らない感情を知ることもできました」

　−今年を漢字１字で表現すると

　「う〜ん…“戦”かな。初めてやる仕事やお芝居の前日は怖くて眠れなくて。でも、とりあえずやるしかない。常に挑戦し、戦ってた気がします」

　−今後は女優業中心で活動していくのでしょうか？

　「女優もモデルも両方やっていきたい。女優としてはまだまだ“アリンコ”なので。悔しい思いもいっぱいあります」

　−“月９”初出演の感想は…

　「本当に難しい役どころで不安がいっぱい。いま役柄について研究中です」

　−担任教師と一夜を共にしてしまい、教師とその婚約者をジワジワ追い詰めていく女子高生・ひかりについてどう思う？

　「すごい深い子ですね。イヤな印象は持たなかった。無邪気で残酷なところは今どきとも言える。かわいいけど、ちょっとかわいそうかな」

　−ひかりとの共通点はある？

　「ちょっとイジワルなところ。誰でもしますよ…イジワルは…たぶん…（笑）」

　−来年は何をしたい？

　「いきなり“月９”で女優としてのスタートをきれてうれしい。そのままお芝居をしていきたい。モデルのショーにも出たい。東京ガールズコレクションが次に名古屋でやるそうで。“すっごくいいなと思いました”（そばにいた事務所のスタッフに何度もアピール）。あと舞台をたくさん見に行って勉強したい」

　−名古屋出身で中日ドラゴンズの大ファン。来年に向けて、ひと言お願いします

　「今年はとても頑張ってくれたと思います。（日本シリーズの）ロッテとの試合は家で見ましたが、両チームとも頑張っていて、見ている側はすごく楽しかった。圧勝もいいけど、迫られている時に頑張る試合がすごく面白い。来年もそういう接戦を期待したいですね」

　●武井咲（たけい・えみ）　１９９３（平成５）年１２月２５日生まれ。名古屋市出身。２００６年８月に開かれた「第１１回全日本国民的美少女コンテスト」で、モデル部門賞とマルチメディア賞をＷ受賞。同年１１月にファッション誌「ＳＥＶＥＮＴＥＥＮ」専属モデルとしてデビュー。０９年８月にはフジテレビ系「オトメン（乙男）」でドラマ初出演。血液型はＡ。