国際【尖閣事件】船長、自宅でひっそり 近隣住民「政府が監視」2011.1.21 22:25

  • [PR]

[国際]ニュース

  • メッセ
  • 印刷

【尖閣事件】
船長、自宅でひっそり 近隣住民「政府が監視」

2011.1.21 22:25

 「帰国以来、政府に監視されている」。中国漁船衝突事件で昨年9月、日本当局に逮捕された●(=擔のつくり)其雄船長。起訴猶予となった21日も福建省の漁村にある自宅はひっそりとしたまま。近所の住民は「家にいるが、一度も漁に出ていない。地元当局者が動向を見張っている」と話した。

 潮の香りが漂う同省晋江市深滬鎮の3階建て家屋。正面玄関は固く閉じられ、裏口のドア越しに●(=擔のつくり)船長の母、陳婉如さんは「息子は誰にも会わない」とひと言だけ語った。近所の男性は「政府の許可がなければ誰にも会えないことになっている。携帯電話も自由に使えないそうだ」と話した。

 逮捕、釈放を経て昨年9月25日に帰国した船長は地元で「道徳模範」の一人として表彰されたり、中国紙で「中国で最も影響力があった100人」に選出されたりするなど英雄扱いされた。(共同)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital