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住民ら監視小屋設置/日出生台演習場近く

2011年01月22日

写真

演習場を見渡す監視小屋に看板をつけるローカルネットのメンバー=玖珠町日出生

 日出生台演習場での在沖縄米海兵隊による実弾射撃訓練を前に、住民らでつくる「ローカルネット大分・日出生台」は21日、監視のための簡易小屋を演習場近くの玖珠町内の高台に設置した=写真。

 沖縄県の県道104号越え実弾砲撃訓練の本土への分散移転で実施されるようになった訓練は、日出生台では8回目。射撃日数は2月7〜13日の間の5日間で、部隊の到着予定は今月下旬。

 小屋は2棟設置し、1棟を監視用、もう1棟を訪れる人たちとの交流用に使う。ローカルネットの浦田龍次事務局長は「昨年は照明弾を使った砲撃や小火器訓練などそれまでにない訓練が実施された。訓練が拡大するとともに内容が変質してきていないか、しっかり監視したい」と話した。

 海兵隊は今年度分の射撃を他の移転先の演習場で多く実施したため、日米特別行動委員会(SACO)合意で決められた射撃日数は5日しか残っていない。このことについて浦田さんは「5日間だけの射撃のために来るのだろうか」と疑問を呈し、「日数の決められた射撃でない、他の訓練もしようとしているのではないか。そこもしっかり見ていく必要がある」と語った。

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