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【プロ野球】

涌井「気持ち伝わった」 調停委でヒアリング

2011年1月22日 紙面から

大友弁護士(左)と年俸調停委員会に出席した涌井=東京・千代田区で

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 西武との契約交渉が難航する涌井秀章投手(24)が申請した年俸調停に関し、年俸調停委員会が21日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、涌井と西武球団の双方からヒアリングを行った。調停委は次回の協議を25日に設定しており、1月中の解決を目指すという。

 現状維持の年俸2億円(プラス出来高)の提示を不服とする涌井は、代理人の大友良浩弁護士とともに約90分のヒアリングに臨んだ。「自分の思いを話した。しゃべるのは得意じゃないけど、ある程度気持ちは伝わったと思う」。昨季14勝8敗とチームの勝ち頭ながら、9月は1勝止まり。そこを球団から指摘されているため「5年連続で2桁勝った実績、1年間をトータルで見てほしい」と訴えた。

 球団側は前田康介球団本部長と飯田則昭専務が参加。こちらもヒアリング時間は約90分程度で「球団の考え方を述べました」と繰り返し話した。報道陣から、涌井への金額提示が妥当かと問われると「そう思っています」と言い切った。

 調停委で委員長を務める熊崎勝彦コミッショナー顧問は「双方の主張を、いろんな角度からうかがった。キャンプまでには解決をしてすっきりした気持ちでやる環境を整えるのも大事」と説明。今後はこれまで提出されている双方からの書類も基にして、熊崎顧問、堀内恒夫前巨人監督、石塚久弁護士の委員3人で協議を重ねる。

 現場OBとして参加している堀内氏は「涌井の5年間の実績? 僕は13年連続で2桁勝ったけど、こういう主張もいいと思う。今の人はこういう感覚なんだと勉強になった」と話した。(金額は推定)

 

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