27年前、甲府市で行方不明になった山本美保さん(当時20)の遺体が「山形県で見つかった」と警察が発表したことについて、家族は「遺体は美保さんではない」として情報を開示するよう求めました。

 当時、受験生だった美保さんは、1984年に甲府市の自宅から「図書館へ行く」と言って、行方不明になりました。警察は、同じ年に山形県で見つかった遺体と美保さんの双子の妹のDNA型が一致したと2006年に発表し、その遺体が美保さんだったと結論づけました。一方、家族は「美保さんは死亡しておらず、北朝鮮に拉致された可能性が高い」としてきました。家族は去年11月、山梨県警に対してDNA鑑定書のデータを公表するよう求めましたが、県警が「開示できない」と回答したため、県の公安委員会に証拠を開示するよう改めて求めました。

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