「センター試験、終了=雪などで17大学が繰り下げ措置」←愚息は失敗しました。もうダメです。
◆センター試験、終了=雪などで17大学が繰り下げ措置(時事通信 1月16日(日)20時58分配信)
大学入試センター試験は16日、理科と数学が行われ、2日間の日程が終わった。
強い冬型の気圧配置に伴う雪の影響などで北海道、茨城、新潟、長野、愛知、岐阜、三重、鳥取
各道県の17大学20会場で開始時間を15分~1時間繰り下げた。
受験者数と、志願者全体に占める受験者数の割合は、理科(1)21万1372人(37.8%)▽理科(2)25万1498人(45.0%)
▽理科 (3)17万9372人(32.1%)▽数学(1)38万6325人(69.1%)▽数学(2)34万9908人(62.6%)だった。
◆コメント:恥ずかしながら、愚息は失敗しました。結構辛いです。
愚息は一浪ののち1日目だけ、センター試験を受験しました。
文系ですから、国語、英語、世界史Bです。
自己採点の結果は惨憺たるもの。もうダメでしょう。多分。
なんというのかな。「死にものぐるいになる」ことが出来ないのです。
愚息は。
たったの3教科。こんなの、死ぬ気で勉強したら、ほぼ満点が取れるはずですが
数百万(は大袈裟か。100数十万)円、私が必死で働いて、予備校に納めた金は
ドブに捨てたようなものです。
ただ、私が怒ると本当に恐いのです。
本当はカミナリのような大声で、愚息を
怒鳴りたい気分ですが、それをやったら、
多分、怠け者のクセに度胸がない息子は萎縮してしまい、
まだ残っている受験機会(各学校・学部独自の試験)もダメになりそうなので、
何とか飲み込み、5分で夕飯を書き込み、自室に戻りました。
夕食の間、愚息はシュンとしていましたが、
それは自分の不甲斐なさに落ちこんでいるのではなく、
私が必死に、怒りを抑えているのが、流石に分かり、
怒鳴られるのが恐いから、シュンとしているだけなのです。
そういう問題じゃないですよね。自分の人生の問題ですよね。
この年になってもそれが分からない愚息が情けない。
一言も発しない私を、家内は快く思っていないようです。
何だか情けなくて、またうつ病が再発しそうです。
しかし、そんなことは私事ですから、明日からも会社へ行って、
何事も無かったかのような顔をして働かなければなりません。
人生というのは、なかなか辛いものです。
私と同じように家内もショックを受けていますが、
同じようなダメ息子を持った、自分の学生時代の友だちに電話して、
大笑いしています。その声がどれほど、私を苛立たせるか、
家内にとってはどうでも良いのでしょう。
何だか、みっともないですが、これを書きながら惨めで涙がこぼれてきました。
こいつら、私が電車にでも飛び込まないと真剣にならないのかも知れません。
辛い・・・です。
嫌がらせのコメントは書かないでください。
嫌がらせのコメントの例です(HN「二度目」という奴。)
今回ばかりは、本気で怒ります。
日記・ブログ、暫く書けないかもしれません。わかりません。
とんだお目汚しで失礼しました。
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コメント
もら爺様、はじめまして。JIROでございます。
弊ブログを御愛読頂いている由、誠に有難うございます。
この度は、大変ご丁寧なコメントを頂戴し、恐縮です。
>勉強に熱が入らない理由が何処かに必ずあるはずです。
>家庭環境で何かに集中できないような雰囲気や環境があるのなら別ですが、
>それも無ければ、所謂"勉強"以外に集中できるものがあるのかも知れません。
ご指摘の点、大変よく分かります。実は私自身が「勉強が大好き」な人間ではありませんでしたが、
他に取り柄もありませんので、凡人のコースを辿ってしまいました。
もしも、倅が、音楽、或いは写真でも、絵画でも、マンガでも、スポーツでも芝居でも、
あるいは何か「職人」に分類されること(料理人、大工、自動車整備)など、「勉強以外の何か」で
夢中になれることがあるならば、それでも良いと思っているのですが、
残念ながら、息子にはそれがありません。
自分で、コースを選択出来ないとなると、親としては、最大公約数で、
「とりあえず、まあ、大学へ行け。その間に好きなことが見つかったら、その道へ進むのも良かろう」
という、「仮のコース」を与えるしかないだろう、という状況でございます。
本人もですから、「他にどうしてもやりたいことがあるわけじゃないから、大学に入るまでは、
とりあえず、一生懸命勉強するか」ということになってくれないと困るのですが、それもしないので、
親としては、気が気ではない、ということになります。
>親の価値観で子供を見過ぎないように!エリートの親御さんは標準的なコースだけを見がちではありませんか。
そうなりがちかもしれませんね(私がエリートというわけではありませんが)。
ただ、銀行員だった、今は亡き父の知り合いの方とお話する機会がありました。
その方は父と同じ銀行(今で言うところの「メガバンク」になった13都市銀行の一つです)の常務取締役でした。
普通、こういう方は、一定の思考パターンに陥りやすく、子供も「一流大学→一部上場企業」でなければはずかしい、
と、なってしまいますが、
その某常務さんはとても思考の柔軟な方でした。
ご令息が2人いらっしゃって、ご長男は普通に「大学→就職」でしたが、次男の坊やは
「お父さん(注:常務さんですね)のようなサラリーマンにはなりたくない」といい、勉強も嫌いだったそうです。
ただ、幸いなことに、クルマをいじるのが大好きでした。 御父上(常務取締役)はそれを見て、
「嫌いな勉強を無理強いするのは可哀想だ。折角好きなことがあるのだから、それをやらせればいい」
と考え、次男の坊やを自動車整備工場に、高卒で入れたそうです。そうしたら、次男さんはすっかり夢中になり、
目が輝いて、毎日が楽しくて仕方がない、ということになりました。
いまでは、立派に自分の自動車整備工場を持っています。
私は、紋切り型の世間体に囚われなかった、その方(銀行の常務取締役)のご判断に
非常に感銘を受けました。
愚息にも、そういうものがあれば、それで構わないと思っていました。
ですから、本当の問題は、愚息が、受験勉強に死にものぐるいにならないことではなく、
「何に対しても興味がないこと。」だといえましょう。
こればかりは、本人が見つけるしかないのですが、見つかるかどうかわかりません。
ならば、いずれにせよ、大抵の人は好きなことを仕事に出来ないまま、人生をおくっているんですから、
退屈な受験勉強に耐えて、とりあえず何処かの大学へ行くのが順当だろう、という消去法的ではありますが
そういう選択肢になるわけです。
もら爺様におかれましては、わざわざお時間をお割き頂き、
非常に分かり安くご丁寧なアドヴァイスを頂戴し、その、ご親切なお気持ちは
誠に忝なく存じます。
今後、愚息に「新しい興味」が生ずる可能性はありますので、
仰せの通り、親が勝手に最善と思い込んでいる「型」にはめないように、
気を付けて、観察していく所存でございます。
長文かつ、乱文、ご無礼申しあげました。
今後とも拙ブログにお付き合い頂ければ幸甚でございます。
投稿: JIRO | 2011.01.19 03:07
風坊主さま、 こんばんは。
お気遣い、誠に忝なく存じます。
一日経って、自分の書いた文章を読み返し、
タカが子供の受験ごときで、すっかり取り乱している自分の
器の小ささが、実に恥ずかしく、三代前の内閣総理大臣(福田康夫氏)が
使っていた言葉を借りますと、「汗顔の至り」でございます。
>でもまぁ、子育ては思い通りにならぬことの積み重ね。
おっしゃる通りですね。
大学受験などは、例えどうしても上手く行かなければ高卒で働けば
良いのですから、あたかも「この世の終わり」のように、騒ぐことではありませんね。
>他人に迷惑をかけオマワリさんの世話にならなかったのは
>上出来かと思います。
私も実はそれを考えまして、試験ぐらいでこれほど親(少なくとも私)にとっては
かなりのストレスですので、子供が懲役に言っている親御さんなど、
どれほど辛かろう? と(それと比較して、優越を感じるということではなく)思いました。
>他人のそのまた他人が子供ですから、
>自分の物差しとは違う神仏からの預かり者と料簡して御付き合いするしかないかと思いました。
仰せの通りかと。実は愚息は、私・家内、いずれの遺伝子も引き継いでいる訳ですが、
全然、思考回路、思考過程が予想出来ない、謂わば「謎の生物」なのです。
それでも、何故か中学や高校では、同級生や先生、事務の女性の方からも、
何故か興味を持たれ、親切にして頂けるのです。誠に不可解な人間なので、
余計、私と家内はイライラしてしまうのでしょう。
>子供は天からの授かりもの、というのを英語にすると、
>Baby is Gift と言うそうですね。
恥ずかしながら、存じませんでした(^^ゞ
しかし、発想としては、日本語の「子宝」に相当する表現ですね。
子供は、神様が見て「この親なら、育てられるだろう」という所に生まれる、という
話もございます(最近の児童虐待など、悲しいニュースを知ると、この「仮説」自体、怪しいのですが)。
ピアニストでクライバーン・コンクールで優勝し、一躍有名になった、辻井伸行君のお宅は、
祖父上、御尊父、ともに産科医で、お祖父さんは、伸行君が生まれた直後、
目が見えない子供だ、と分かったそうです。
しかし、そこからが立派でして、
「こういう子供は、何処かに生まれなければならない。しかし、
育てられる家にしか、生まれないのだ。」
と思い、大事に育てようと、決心なさったそうです。
辻井伸行氏をたとえとするほど、倅は秀でた人間ではありませんが、
何かの理由で、私の子どもとして生まれてきたのだろう、と
まあ、全然期待せずに、「何とかなるであろう」と、考えるように致します。
風坊主様のご親切が身に沁みます。
お優しいお言葉、
心より御礼を申しあげます。
非常に寒い日が続いております。
何卒、ご自愛のほど。
投稿: JIRO | 2011.01.19 02:27
いつもJIROさんのブログを読ませてもらい、私も好きな音楽を聞かせてもらい感謝しています。 極普通に夫々のことに反応をしておられ(私も同意させていただくことが多く楽しみしてい)るので、良識人とお見受けしますしご家庭も普通の問題の無い状態だと思います、また子供さんのことも普通に対応しておられるやに見受けます。 しかし、その様な普通の家庭で子供が親御さんの期待に答えられないことが多々あります。
ただの怠け者なら仕方がありませんが、勉強に熱が入らない理由が何処かに必ずあるはずです。家庭環境で何かに集中できないような雰囲気や環境があるのなら別ですが、それも無ければ、所謂”勉強”以外に集中できるものがあるのかも知れません。それが何か本人も親御さんも見つけられていないのではないでしょうか。それが見つかればそこから入って”集中力”と自分で"極める”姿勢と癖が身について"人生の勉強”は自然とできるものだと思います。(何かに集中するのがベストの道です)
親の(親が勝手に普通と考える)期待に答えられないというのも、親の勝手な判断かもしれません。
私の子供三人はそれぞれ受検前数ヶ月だけしか塾に行きませんでしたが、それなりに好きなことに集中できて、自立しました。勉強の好きな子、子供時代の興味をそのまま趣味として楽しんでいる子と進学をやめて全く別の道(芸術方面)に進んだ子、夫々ですが負け組みにもならず"自分”を持って生きていますのでそれでよいのではないでしょうか。別に私自身が何かを夫々に期待したことはありません。自分が選んだことで上手く行かなければ"自分の責任”だということが本人が一番分かることですから。
今回叱らないで居られるのは懸命なやり方です。普通の子供なら、自分に責任があることを痛感していることでしょうから。ただ、”進学”が本当に自分の責務だと思っておられるかどうかです。責務だと思わないところに"失敗の痛感”はありません。(会社でも出来るビジネスマンほど自分の失敗を痛感できる奴です。と思われませんか) そこからこそ次の”集中”が生まれるはず。
親の価値観で子供を見過ぎないように!エリートの親御さんは標準的なコースだけを見がちではありませんか。 数少ない大企業のビジネスマンでもどれだけの人が本当に心身ともに幸せなんでしょうかね。
自分のやりたいことに自分から向かえば、失敗も自分の責任となり失敗も貴重な糧になるのでしょうが、与えられた物での失敗はマイナスしか残りません。 勉強以外の何かがあるはずです。何がやりたいのか、何が本当に子供に向いているのかじっくりお考えになるか、見つめなおすか、子供と話し合えれば最高ですが・・。
ちょっぴりJIROさんより歳が上で、子供の数が多いので、ご参考になれば幸。 私の企業時代(一応大企業)の経験と知識からしても一流企業のビジネスマンだけが上質の人生を歩むとはとても思えません。
でしゃばり老人で済みません。
投稿: もら爺 | 2011.01.18 11:56
JIROさま
いろいろと御心労のよし御見舞もうしあげます。
私ごとでございますが、
まぁ、私も子供がふたりおりまして、
なんとか大学もでまして社会人らしき者になっております。
私も子供たちの試験だの受験だの仕事だのという節目には、
父親ですから、あーもしたらよかろう、なぜやらぬとか、
ヤキモキしイライラもしました。
でもまぁ、子育ては思い通りにならぬことの積み重ね。
他人に迷惑をかけオマワリさんの世話にならなかったのは
上出来かと思います。
他人だった女性と結婚して、ある日突然に真っ裸でやってきて、
オシッコやウンコの世話までさせて好き勝手なことをする子供。
他人のそのまた他人が子供ですから、自分の物差しとは違う神仏からの預かり者と料簡して御付き合いするしかないかと思いました。
英語に堪能なJIROさんに言うのもなんなんですが、
子供は天からの授かりもの、というのを英語にすると、
Baby is Gift と言うそうですね。
とはいえ貰う前に中身を見せて欲しかったと、
何度も思ったこともありました(笑)。
投稿: 風坊主 | 2011.01.18 06:51