東京サポートセンターの活動趣旨

深刻な景気後退による経済不況、産業構造の大幅な転換、銀行の貸し渋り等による企業の倒産、そして大規模なリストラによる高齢者の失業、医療負担、厚生年金問題など中高齢者の取り巻く環境は一段と厳しくなっており、それらの要因による生活問題の対策が急務となっております。私たちは中高齢者に対し社会復帰・自立する為の研修・宿泊施設を提供し、高齢、持病等による体力的ハンディを共同作業で補いながら経験、技術、知識を活かす事が出来る労働市場を積極的に開拓し、就労出来るように協力し、活力のある高齢者の社会参加をテーマに、今後さらに高齢者社会が進む状況に少しでも寄与出来ればと考え、この法人を設立し、社会福祉活動を行っております。

平成15年に最初の施設を開設してから、はや7年となりました。
さて、経済不況といわれる昨今、社会福祉においても、医療や介護、年金問題といった様々な社会不安が私たちの生活環境を取り巻き、特に雇用とそれに関連する住宅問題もその対策急務となっています。そうした中にあって第2種社会福祉事業の役割は大きく、とりわけ宿泊所事業は今後も拡大傾向の様相を呈しています。
私たちは本来あるべき社会福祉事業を改めて見つめ、利用者の自立支援に向けた積極的な取組を行っていかなければならないと考えます。
まずは、利用者を第一と考え、利用者からの「ありがとう」のために、そして事故のない施設環境づくりのために私たちは互いが力を合わせ、21世紀の福祉社会に貢献できるよう努めていきたいと考えます。
今後とも皆様の益々のご健勝をお祈りします。

理事長　横山武仁