(10/12/14)
コンサル会社を集団提訴
=投資家ら、9億円賠償請求―福岡地裁=
 福岡市早良区の投資コンサルタント会社「夢大陸」からの勧誘を受けて、海外の金融商品を購入した13都道県の投資家計44人が13日、同社側に投資した金など、総額約9億円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。

 弁護団によると、同社はインターネットや子会社のコミュニティーFMを通じて、「円は紙くずになる」などと言って、海外の金融商品への投資を勧誘していた。最高約1億円を投資した女性もいるが、資金は運用されておらず、返金にも応じていないとしている。

 夢大陸は2001年設立。女性社長は「六本木の巫女(みこ)」と称して同FMで経済情報番組の司会を務め、「日本経済は危ない」などと話していた。

 投資家から「出資金が戻らない」との苦情が相次いだため、福岡県警が4月、金融商品取引法違反(無登録)容疑で会社などを捜索。県弁護士会も8月に電話相談を行った。(了)

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