事件国際結婚詐欺で集団提訴 「ホームスティ」と押しかけ結婚迫る→音信不通に+(2/2ページ)(2011.1.21 18:24

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国際結婚詐欺で集団提訴 「ホームスティ」と押しかけ結婚迫る→音信不通に

2011.1.21 18:24 (2/2ページ)

 被告の3業者は、5人の男性宅を訪れ、「ホームステイ」と称して韓国人女性と同居するよう提案。男女が親密な関係になると結婚を迫り、結納金などとしてそれぞれ約300万円を請求した。女性は2週間前後で「帰国する」といって数十万円を受け取った後、音信不通になったという。

 被害対策弁護団は「男性に好みの女性を選択させることもなく、アフターケアもまったくない」と指摘。一般的な結婚仲介業者であれば入会金や情報提供料などで数十万円程度だが、今回は約300万円という高額を要求しており、実質的に売春のあっせんや人身売買に相当すると訴える。

 集団訴訟という形をとったのも個々の事例で証拠を補完し合うことができ、個人で提訴するよりも被害の全体像が把握しやすく、業者側の責任を明確にする狙いがあるという。

 3業者の手口などはほぼ共通し、「個人では男女問題で片づけられてしまうかもしれないが、複数の被害を訴えることで、業者の悪質性や常習性などを裏付けることができる」。

 一方、弁護団には昨春から50人以上が被害を訴えたが、裁判でプライバシーが暴露されることなどを憂慮し、大半が断念したという。菊地修団長は「ほかの悪徳業者に警鐘を鳴らす意味でも、悪質さをしっかりと訴えたい」としている。

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