英語社内公用語化について(1/3)

解決済みの質問

英語社内公用語化について

英語社内公用語化について

すでに他のQ&Aでも議論されていますが、楽天やユニクロが英語を社内の公用語にすることはすでにご存知だと思います。それに対して賛否両論ありますが、私なりの考え方をまとめてみましたので、これに対して皆様のご意見をお聞かせ下さい。

まず、日本には「英語オタク」と言う人たちが多数存在します。楽天やユニクロの社長が英語オタクかどうかは分かりませんが、例えば英語圏ではない国に旅行に行っても、現地語を覚える気は全くなく、一般庶民に英語で話しかけて、通じないとバカにするような人のことです。つまり、英語万能主義者のことですね。

イギリスのスパイ・007は世界中に派遣されるが、それがアジアだろうがロシアだろうが、不思議なことに007自身は英語以外は全く喋らず、行く先々で都合よく英語が喋れる人が現れ、英語だけで任務を遂行してしまう。
現実にはそんなことはあり得ないが、英語オタクは世界中がそうなることを望んでいるようです。

まるで「お前らは米帝国主義者の手下か?」と思わせるほど、英語オタクの人たちは、非英語圏への英語普及運動を積極的に行っているんですよね。

カナダやオーストラリアなどのイギリス連邦の国の公用語が英語なのは当然だとして、かつてイギリスの植民地だった国は、現在でも英語(及び現地語)が公用語になっています。
また、ドイツやオランダなど、ゲルマン語派の言語に属する国は、英語ができる人が多くいます。
しかし、それ以外の国では、英語ができる人はむしろ少数です。
フランスやブラジルなど、英語の氾濫を警戒し、自国の言語を守ることに必死になっている国もあります。

日本は言うまでもなくイギリス連邦の国でもないし、過去にイギリスの植民地になったこともありません。日本語はもちろんゲルマン語派の言語ではありません。
日本は敗戦からサンフランシスコ講和条約締結までの間、連合国の統治下にありましたが、英語の使用を強制されたことはありません。

このような国で、英語の氾濫を容認し、正しい自国語を話すよりも英語を話せる方が重要だと考え、「社内の公用語は英語にします」なんて言っている国が他にあるでしょうか?あったら教えて下さい。
もし一部の英語万能主義者(英語オタク)の人たちのために周りが振り回されたのではいい迷惑です。

そもそも各国にはそれぞれ習慣がありますから、全てを英語だけで通そうとすると誤解を生じることがあります。
例えば日本人はすぐに「すみません」と言うけど、英語圏では簡単には「ソーリー」とは言いませんよね。
去年の3月に、国際宅配便のフェデックスの貨物機が成田空港で事故を起こし、顧客の荷物が全焼しました。また、滑走路が閉鎖され、他社の多数の便が欠航になる事態を引き起こしました。

この時、フェデックスの記者会見がありましたが、英語で「事故原因を現在調査中」という言葉を繰り返すだけで、日本人の目から見たら、大変不誠実な対応でした。
日本の航空会社なら、事故原因がどうであれ、まず謝罪をします。

もし楽天やユニクロが不祥事を起こし、謝罪会見を開くことになったらどうするのでしょうか。英語で記者会見したら、恐らく「ソーリー」とは言いませんよね。
恐らくフェデックスの時と同じように、日本人の目から見たら、不誠実極まりない会見になるのは目に見えています。
もし社員のお葬式があったら、お坊さんは英語でお経を読み、お悔やみの言葉も英語で言わなければいけないのでしょうか。

また、ユニクロは中国に1000店出店する予定らしいですが、台湾や韓国、旧満州(現在の中国東北部)はかつて日本の植民地だったこともあり、日本語ができる人が多くいますが、それでも日本語ができる人を採用せず、英語ができる人だけを採用するのでしょうか?
コストの面を考えたら、日本語ができる人の方が安く雇えると思うのですが。
また、中国の地名や人名、料理の名前など、日本人なら漢字を読めば分かるのに、わざわざ英語表記にする方が混乱すると思います。
「陳満腹さんは北京の大都飯店で青椒肉絲を食べた」という文章は、英訳するよりそのままメールした方がはるかに早いと思いますがね。
日本語がペラペラだけど、英語嫌いのフランス人は採用されないのでしょうか。

若者は正しい敬語すら使えないのだから、まず正しい日本語を使えるように訓練する方が先だと思います。英語ができなければクビだと言われれば、自分の日本語を直すより、英語学習の方に気が取られてしまうでしょう。英語学習に時間を割かれ、本来の業務が疎かになるのも心配です。
企画力、統制力、実行力は抜群なのに、英語ができないという理由だけで冷遇されれば、その人の実力を発揮できません。
社内の人にとっても、顧客にとっても、メリットがないように思います。

投稿日時 - 2010-07-28 15:34:41

QNo.6070448

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

あなたの言うことは正しいです。私はオランダに住んでますが、こっちの人間は言語が得意と自負していますが、私の英語は平均的オランダ人よりも上だと自負しています(笑)。オランダ人は自分たちの都合に合わせて、英語を話したり、英語を話せない振りをしたりする輩が多いです。後、話す能力や英語圏の"白人的思考"と通じ合いやすいということのほうが、言語自体よりも大切だと思っている人間が多いです。実際その通りのケースも多々あります。オランダ人に英語の文章を書かせると、驚くことは頻繁にあります。例えばToとTooをあべこべで使ったり、Won'tとWantをあべこべにしたり。基本が全くできていないのに、話術はかなり巧みな人達です。

それに比べて日本人を見てみると、文法や文章はしっかりしていても、心と心が通じ合う会話をできる人はほとんどいません。
西洋文化を崇拝していないと、英語を話せても相手にされなかったり、不等に扱われることがおおいのです。
女性のほうがそういうことが得意な人が多いですが、それは実は日本人側の男性/女性の問題だけでなく、向こう側の興味や、意図にもよるのです。国際結婚で外国人女性と日本人男性というカップルのほうが少ないのをみれば分かることです。

日本社会自体、欧米崇拝国の代表みたいなものだから、英語オンリーなどという異常な会社も出没するのでしょうね。。
そこまで成り下がった日本に帰国したいとは思えないのは残念です。

投稿日時 - 2010-07-28 16:37:43

お礼

オランダからの書き込みありがとうございます。
オランダに在住の方から見ても、英語オンリーの企業は異常に感じますよね。
自国の文化への愛着と、他国の文化への理解もないのに、無理やり英語で話しても心は通じませんよね。

投稿日時 - 2010-07-28 17:39:40

ANo.3

5人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています

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ベストアンサー以外の回答(14件中 1~5件目)

ANo.16

こんにちは、
まだ続いてますか?
--
旧約聖書の「創世記」11章 (バベルの塔)

その昔人々は一つの言語を話して居たが、神の怒りに触れ
互いの言葉を理解できないようにさせられた結果、意思疎通が困難に
成って世界各地へ散って言った。
----
言葉と言うものは、意思疎通だけのツールでは無い。
権力者が、大衆をコントロールするのに一つの言語で
命令出来れば、こんな便利なものは無い。
---------
昔(イニシエの話では無く)高々7~80年前、日本はアジアを席巻し
日本語を話せない現地人を家畜以下に見下し馬鹿にしたものです。
現地人は、支配者である日本人に媚を売りこぞって日本語を話す
ように成った。
-----
日本は、1945年戦争に負け、アメリカの支配、従属を自ら望み、嘗ての
アジアの現地人さながらに、英語を覚えて支配者のご機嫌取りを競った。
--
GHQは、日本の公用語を英語化しようと試みたが、文人(文壇)や言語学者
の猛反対で断念、その代わり、文字をローマ字一辺倒にしょうと試みたが
これも、猛反対で断念、←この頃(仮名文字論者達が)漢字を廃し仮名
オンリーで行こうと言う動きも有った。
巷には(パングリッシュ)←と言う奇妙な英語が罷り通って居た。(オンリーさん、なんて言葉も有った)
---
日本人達は、支配者達の言葉を何とか獲得したく、65年経った今も、英語の喋れ無い事は恥ずかしい
事だと国民は皆思っている。
---
三木谷さんや柳井さんは、支配者達の言葉を獲得する事は、日本人の必須条件
だと、はっぱを掛けてくれる訳だから偉い!!
------
もし、アメリカが世界の支配者で無かったなら(エスペラント語が)←公用語だったら、恋も、国際会議も通訳無しで人々の心は通じ有って居たかも…

投稿日時 - 2010-08-09 01:14:46

ANo.15

質問と言うより意見表明のようですが、私もメリットよりもデメリットの方が大きいと思います。ただ、allwinnerさんも極論すぎますね。
結局、楽天やユニクロもグロバーバル化の波に呑まれるだけで、グローバル化のマイナスの部分だけを背負う羽目になるでしょうね。

投稿日時 - 2010-08-05 12:58:02

ANo.14

楽天とユニクロがこれからの日本市場に見切りをつけた(日本人のお客さんが商品を買ってくれなくなった)、というだけのことです。

そうでなければ、ホンダの伊東社長が言われるように「日本国内(の業務)で全部英語、こんなバカな話はない。」となるはずです。

日本では日本語、米英では英語、中国では中国語と使い分ければよいことです。

蛇足ながら、質問ではなくアンケートにして、簡潔な文章にすればなお良いと感じました。

投稿日時 - 2010-07-29 18:55:09

ANo.13

質問のテーマがわかりにくいのですが、一番言いたいことは
「英語至上主義は間違っている」
という認識でよろしいですか?

まず前提から。
私自身はアメリカ生まれなのに英語・米語両方話せない人間ですが、
楽天とユニクロでやろうとしている英語の共通化は無意味であると思ってます。
日本人同士のミーティングで英語で話すなんて、思考言語から変換するというロスが発生して生産性が落ちますから。


でもだからといって、質問者の言う英語に対する拝外感情には同意できません。
英語の話者の割合は世界一なのはご存じだと思いますが、大卒以上に限定すればさらに割合が増えます。
一時期はフランス語が外交プロトコルだったように、英語も単なるビジネスプロトコルと見なして使うようにする方が合理的なのでは?
たとえばの話、HTMLは英語ベースですがこれを排斥しようとはしないですよね?

投稿日時 - 2010-07-29 16:16:28

補足

ご回答ありがとうございます。

>質問者の言う英語に対する拝外感情には同意できません。

私は太平洋戦争中の日本のように、英語を一切使うなと言っているのではありません。
実は私自身もイギリスへの留学経験があります。
でも、私がイギリスへ留学して気付いたのは、英語はイギリスの国の(イギリス国内の)言葉だな、ということです。
他の国で英語が話されているのは大英帝国時代の名残で、イギリス以外の国で話されている英語は、各国特有の訛りがあるのはご存知だと思います。
つまり、イギリス以外の国で話されてる英語は、所詮「イギリス語」ではないのです。
私は「イギリス語」は好きですが、非英語圏の人が英語を話すことに違和感を感じます。
ましてや日本人同士で英語を話すなんてナンセンスです。

投稿日時 - 2010-07-29 23:55:48

ANo.12

私はニューヨーク在住でアメリカの会社で働いている者です。
質問者の方のお気持ちは非常によくわかります。
私達日本人が、基本的に私達の国だけで通用する言語を持っていることは、素晴らしい、かけがえのないことであると思います。
しかし、海外に住む私どものような人間からみれば、これからの日本が日本国内でのみ経済を循環させるのは至難の業で、日本企業のマーケットは「世界」を目指すべきであると思います。
英語は、その世界の「顧客」のマジョリティーが使う、あるいはとりあえず取引上、便宜的に流通している言語であることは否めない現状です。商人が、お客に通じる言葉を覚えて使おうとすることは、なにも自国の文化を否定することではなく、自国の文化を輸出し、広げていくステップと考えることはできないでしょうか。

話がそれるようですが、それは商品だけではなく、あらゆることに言えると思います。私は、日本の素晴らしい文化が、言語のせいでなかなか世界の人々に理解され浸透していけないのが、いつもとても歯がゆいのです。
言語が重要な要素をしめる文学や映画、思想や、日本人の日々の暮らしに根付く美徳や伝統など、わたしからすればもっともっと世界に輸出したい素晴らしい有形・無形のものが日本にはたくさんあるのです。
長い目で見ても、多言語を使える日本人が増えたり、外国人が日本の企業で働いて日本を理解してくれることは、価値のあることだと私は思います。そういう意味においても、英語をオフィシャル言語にするというのはひとつの手だという気がします。

スペイン人の同僚は、以前スペインで働いていた会社ではいろんな国から才能のある人材が集まってひとつのプロジェクトに関わっていたが、便宜上英語をオフィシャル言語にしていたと言っていました。おそらく社員の統計をとっても、英語が一番理解されやすいとの判断なのではないでしょうか。
将来、アジアをメインターゲットにした日本企業で、社員に中国人が多い場合、中国語をオフィシャル言語にするという可能性だってあるかもしれません。

会社の公用語を別の言語にしたところで、日本で生まれ育った人間のアイデンティティーは失われるものではありません。私などは、外国に来てからむしろ日本に対する理解が深まり、よりいっそう自国の文化を愛し、誇りを持つようになりました。また、日本文化をより正しく理解し、伝えたいとも思っています。

話が大きくなりすぎて申し訳ありません。長文、雑文を読んで頂いてありがとうございました。

投稿日時 - 2010-07-29 11:30:34

補足

ご回答ありがとうございます。

>これからの日本が日本国内でのみ経済を循環させるのは至難の業で、日本企業のマーケットは「世界」を目指すべきであると思います。

No.9の方への補足でも書きましたが、再度掲載します。

最近になってよく聞かれるセリフですね。
でもこれってちょっとおかしくないですか?日本は明治維新以降、「加工貿易国」として、日本製品を多数海外に輸出して来ました。
1980年代には、日本人が世界中に物を売り付ける様を、外国人は「エコノミックアニマル」と呼んで呆れていました。
物を作っている企業はとっくに海外に出ているし、近年はインターネットの普及により、個人でも海外に向けて物を売っています。

国内で業績不振で商品が売れない企業が、海外に出ればたちまち商品が飛ぶように売れると思っている人がいますが、国内で売れない物は海外に持って行っても売れません。
逆に、国内で売れている物は、社員全員が英語を覚えなくてもちゃんと海外でも売れます。

まず初めに売れる商品ありきで、企業が成長を維持したいなら、まず売れる商品を作ることです。
ユニクロが社員全員に英語を覚えさせると聞いたら、ユニクロは海外で訪問販売でもさせるのか?と思ってしまいます。
それとも詐欺まがいの巧みな話術で相手に物を売り付けようと言う魂胆でしょうか?
商品が売れることと、語学力の間に因果関係はありません。

投稿日時 - 2010-07-29 23:37:27

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