タレントが来店したことをツイッターに書くこと
ニュースなどでご存知だと思いますが、先日都内の外資系高級ホテルの中にあるレストランに勤める女子大生のアルバイト店員が、男性スポーツ選手と女性モデルが一緒に来店したことを、女子大生の自身のツイッターに書き込み（ツイート）しました。
この書き込みがインターネット上で大騒ぎになり、書き込んだ女子大生の本名や学校名、顔写真までネット上で晒されることになりました。
また、勤務先のホテルへも連絡が入り、本人が書き込んだことを認めたため、仕事も辞めなくてはならなくなりました。
書き込んだ本人は、友達とメールするような感覚で気軽に書いたのでしょうが、まさかここまでの騒動に発展するとは夢にも思わなかったことでしょう。
ネットの恐ろしさを見せ付けられた事件で、ネットを利用する我々も他人事ではないことに気付かされました。
私はこの事件を初めに知ったとき、意外な印象を受けました。何で公人であるスポーツ選手とモデルが、公共の場所であるレストランに来店したという事実を書き込んだだけで、ここまで非難されるのでしょうか？
また、この程度で退職に追い込まれるのは処分として重すぎるのではないですか？
ネット上のツイッターやブログで、どこどこでタレントを見たとか、自分の店に来たという書き込みはよく見かけます。
キャバクラのホステスが、一般の客に、「この前タレントの○○が来たよ。テレビでは善人ぶってるけど酒癖悪いよ」とか言ってネタに使ったりしています。
ネット上では、この女子大生が「個人情報を漏らした」と書かれていますが、タレントの来店は個人情報なのでしょうか？有名タレントは常にパパラッチに狙われているし、自宅から１歩出ればプライベートはないようなものですよね？
そのタレントが何号室に泊まっているとか、幾らの料理を食べたというようなこと（ホテルの従業員でなければ知りえないこと）を書いたらその従業員は守秘義務違反でしょうが、たまたま来店したタレントの名前を出すことが個人情報の漏洩とは思えません。
このアルバイト店員は、少なくとも名誉毀損や業務妨害などの犯罪に問われることはないだろうし、タレントの「見たまま」を書き込んだだけでは、来店した男性スポーツ選手と女性モデルが女子大生を相手に損害賠償を請求することも出来ないでしょう。
もちろん有名タレントであってもホテルから見たらお客様なのだから、ツイッターに書き込むことは決して褒められたことではないでしょう。
しかし、アルバイト店員がたまたま来店したタレントの「見たまま」を書き込むことが、ネット上でここまで非難されて、仕事も辞めなくてはならないほど悪いことですか？
投稿日時 - 2011-01-20 21:21:12
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回答（29件中 1～5件目)
では、身近なれいでかきますね。
あなたが、スーバーで
たまたまあった、見切り品の物を買って帰りました。
そうしたら、後でTwitterに、従業員が
「何々さん、何処何処のスーパーでいつも
見切り品の何々をお買い上げ頂きまして有難うございました」
と書かれていたら、どうしますか？
また、そのスーパーで買い物をしますか？
普通の人なら、もう、そんな店には行かないでしょう。
同じ事なのです。
ホテルの中にパパラッチを居れるホテルは有りません。
宿泊者には、そう言う心配をさせないと言うのも、ホテルのサービスなのです。
それをアルバイトであろうと、ホテルの従業員か流したのですから、
ホテルの信用はガタ落ちとなったわけです。
当然、ホテルとしては、そんな事を認められませんので、そんな事をした人については制裁を加えますとしなければ、今後客は来なく成ります。
ホテルの対応としては、当たり前の事に成ります。
投稿日時 - 2011-01-21 17:36:37
私は質問者の方の意見に基本的に賛成です。
確かにひとつひとつの事例をとってみればなぜこんなバッシングになるのか本当に不思議です。
「公共の場に出ることによって生計を立てているタレント」が
「公共の場の一種であるレストランに来店した事実」を
「場所や詳細を特定せず」
「ただ書いただけ」
です。
質問者の方が指摘されたようにタレントが来店した事実を広めることによって、店側に利益があるというケースもあるでしょうし、もし店側やタレントが迷惑をしたというケースだったとしても、ご指摘のとおりネットの片隅の一個人のつぶやきなんて普通はすぐに掻き消えてしまい発見されることも少ないはずです。
ですから、ホテル側に損害や損害を被る可能性があったからということやネットで公開されてタレントのプライバシーが損害されたから大規模なバッシングに値する、ということでは説得力が不足しています。もちろんタレントが公人かどうかという議論は的外れです。
今回のケースはそれぞれのケースが悪い方へ連なってしまいました。
まず、彼女が客でなく従業員であったということ。
そして、場所がホテルのレストランだったということ。
町中の居酒屋で同じことがあったら店は来店の事実を店の宣伝に利用したかもしれません。
しかし、ホテルは他人に対してしかるべきマナーを守るという意味では公共の場とは言えますが、実際には企業による「プライベートな滞在空間を提供する」というビジネスです。付随のレストランもそれに準じます。これは評判が落ちてタレントが来なくなって損害あるないとかいうレベルの話ではなくて、なんの商売なのかという根本の問題です。高級ホテルであればあるほどそれなりの対価を客に要求する以上、そのサービスのクオリティを高いレベルに保っています。従業員はそこで賃金労働をする以上、ホテル側の顧客のプライベートを確保するというポリシーに沿うことになります。当然タレントも「プライベートな滞在空間」を提供されるというサービスを金銭で得るために来店している訳です。今回はホテル側が顧客に対し受け取った対価に見合うサービスを提供できなかったという問題で、この点ではアルバイトの女性に落ち度があったと言わざるをえず、然るべき処分になるのもやむを得ないと思います。
しかし、もし彼女が友達知り合いに言いふらした、というぐらいでは厳重注意程度で解雇などの処分にはならなかったかもしれません。今回のケースで不幸なのは、情報を公開した場所がツイッターだったということ。ツイッターの情報伝達力、即時性、公開性や流行度の大きさのせいで情報が広まる速度が早く、さらに伝達の過程で多くの人が関わることによって、本来のツイートには含まれていないホテル・レストランの情報や、投稿者の個人情報などもたやすく発掘、特定されるという流れになってしまいました。メディアに載るほど騒ぎが大きくなっては、社会通念上ホテル側としても然るべき対応をしなくてはならなくなります。
ここまで騒ぎが大きくなると世の中には正義感にかられ相手を必要以上に追いつめてしまうことも出てきます。ここで「常識的に考えてこのバッシングは正当だ」と支持されている方は正義感が強い方なのかもしれません。確かにこういう流れになってしまった以上、そもそも初めに彼女の落ち度がなければおきなかったわけで、彼女に責任を求めるのは理論としては間違っていません。しかし、質問者の方が（私もですが）違和感を覚えるのは、なぜ、彼女がこの騒動のすべての段階において責任を負わなければならないのかということだと思います。
彼女が発信源ですが、ツイッター上で広めた人たちや、レストランの場所を特定したり、彼女の個人情報を特定した人たちがいるはずです。これらの人たちにはこの騒ぎに加担した責任はないのでしょうか？ 騒ぎを大きくすることによって確実にホテルやタレントへの損害をアルバイトの女性一個人の能力で与えることができた以上に大きくしています。火をつけた人は放火犯ですが、その火に油を注いだ人たちは無罪なのでしょうか？ その油のせいで本来雨で自然消火するはずだった火事が、町一帯を焼いてしまっても？ それこそ常識的に考えるべきではないでしょうか？
個人をバッシングをするのは、している側に同じグループに所属するというある種の安心感連帯感と正しいことをしているという満足感と与えます。こういったバッシングのほとんどが、こういった感情に基づく行き過ぎた行動で裁かれるべき必要以上に相手に苦痛を与えてるということは悲しいことです。質問者の方のように疑問を持てる方が増えるといいなと思います。長々とすみません・・・。
投稿日時 - 2011-01-21 17:31:43
>女子学生がやった行為よりも、その彼女の個人情報をネット上に晒した人の方が何倍も非難されるべきだと思います。
自分も貴方とまったく同意見です。
批難を目的に個人を特定して顔写真を引っ張り出してくるのは、もはや一種のネットストーカーです。
相手に少しでも非があれば、まるで重罪人のように祭り上げて、一斉に個人叩き。
相手の個人情報を付きとめた人間は、そこではヒーロー。
自分たちの行為は正義だとでも思ってるんでしょう。
国やマスコミ、企業などの組織が相手だと、騒いでも反応が薄いからつまらない。
対象となる相手が一個人だと、リアクションが大きいから特にそういった人らにとっては、格好の叩き相手になるんでしょうね。
投稿日時 - 2011-01-21 17:11:34