博多港入り口の西防波堤(福岡市博多区)にある赤い灯台が1日、サンタクロースの顔に“変身”した。福岡海上保安部が人の移動や物流が活発となる師走のスタートにあたり、船舶関係者に安全運航を呼び掛けようと、毎年実施している。
赤いれんが造りの灯台は、高さ約19メートルで、1973年に設置された。サンタの顔は、ビニールのシートで目や口、荷造り用のテープを丸めてまゆやヒゲを作製し、赤いネットにくくりつけて準備。予算は2千円程度という。
この日は職員9人が灯台に上って飾り付け。別の職員が海上の船から携帯電話で指示を出しながら「顔」の位置を調整した。職員は「サンタの顔を見て、海の安全を守る灯台への親近感を深めてほしい」と話していた。
=2010/12/02付 西日本新聞朝刊=