2011年1月21日12時16分
在日米軍駐留経費負担について特別協定に署名し、握手するルース駐日米大使(左)と前原外相=21日午前11時14分、外務省、代表撮影
前原誠司外相とルース駐日米大使は21日、2011年度から5年間の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)などを定める特別協定案に署名した。協定案で基地労働者の給与などの労務費と光熱水費を削減するが、思いやり予算全体では協定外で環境対策費などの提供施設整備費を増やし、総額(10年度1881億円)の水準を5年間維持する。
協定案では米軍嘉手納基地(沖縄県)のF15戦闘機などの訓練の米領グアムへの移転について、日本側が費用を負担することも定めた。政府は協定案を24日からの通常国会に提出し、現在の協定が期限切れとなる3月末までに承認を得たい考えだ。