NHK広島県のニュース 広島放送局
核実験被害者が被爆者と交流
フランスが核実験を行った南太平洋のフランス領ポリネシアで、健康被害を受けた住民などが広島市を訪れ、被爆者団体の代表らと交流しました。
広島市を訪れたのは、フランス領ポリネシアのタヒチ島の住民と、オーストラリアでウラン鉱山の放射能汚染を訴えている人たち、あわせて9人です。
9人は21日午前、広島市中区の広島県被団協で坪井直理事長と会い、まず、世界中の被爆者のために黙とうをささげました。
この後、フランスが200回近く核実験をしたフランス領ポリネシアの核実験場で働いていたレジス・ハアマルライ・グディングさん(56)が、「核実験の直後に防護服も着ずに廃棄物を拾わされた。多くの従業員が病気になり、父親も被爆して皮膚がんで亡くなった。核実験がもたらした被害を忘れてはならない」と訴えました。
これに対して坪井理事長は、「被爆者同士で一体となり、地球上から核兵器をなくすようがんばりましょう」と話したあと、9人と手をつなぎ、力を合わせて核のない世界を目指すことを確認しました。9人はこの後、長崎を訪れて被爆者や地元の高校生らと交流することにしています。
01月21日 12時20分
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