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花やしきプロレス初代王者23日決定!

2011年01月21日
スポーツ

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 なんと創業はペリーの黒船来航と同じく嘉永6(1853)年! 東京・浅草の老舗遊園地・花やしきが運営するプロレス団体「ハナヤシキプロレスリング」の初代無差別級シングル王座が23日、同遊園地で決定する(試合開始午後1時30分)。栄光の初代王座を争うマスク・ド・Beeとザ・ローラーコースターは、ともに「オレこそが初代王座にふさわしい」と一歩も譲らないが——。

 主催の花やしきは、初代無差別級王座決定戦を前に栄光のチャンピオンベルトをお披露目した。
 金色に輝く台座中央には、花やしきのある東京都台東区の地形をデザイン。その周囲には色とりどりの宝石がちりばめられている。
 これには、主催者側の「子供のエンターテインメント、大人のヒーローショーであるハナヤシキプロレスを台東区から世界に向けて発信したい」という願いが込められる。
 台東区とプロレスは一見、何の関係もなさそうだが、さにあらず。
 日本にプロレスを定着させる礎となった「力道山、木村政彦組VSシャープ兄弟」(1954年)は台東区内にあった蔵前国技館で開催された。60年9月30日にジャイアント馬場とアントニオ猪木が同日デビューを飾った場所は、花やしきからほど近い台東区体育館(現台東リバーサイドスポーツセンター)。
 66年に国際プロレスが旗揚げしたのも蔵前国技館ならば、その国際プロレスで育ったアニマル浜口がジムを構え、数多くのプロレスラーを育てたのも浅草の地だ。
 そんなプロレスと深い因縁を持つ台東区浅草の“ご当地王座”を争うことになったBeeとローラーコースターは、どちらも初代王座獲得に向けて一歩も引かない。言うまでもなくBeeは、地上45メートルを誇るBeeタワーを模したキャラクター。一方のローラーコースターも、時速42キロをウリにする花やしきの名物コースターをモチーフとした花やしき産のヒーローだ。 Beeが「まあ2割ぐらいの力で勝てるかな…と。スピードに関しては負けるが、体格差で圧倒して勝つ」と予告すれば、ローラーコースターも「花やしきの初代王者は私でなければ意味がない。ベルトを巻いた浅草親善大使として、浅草の町をパレードしたい」と火花を散らす。
 リングはフラワーステージ前に設置されるが、選手の気分次第では遊園地全体が戦場となり、花やしき名物・パンダカーなどの乗り物が残忍な凶器として使用される可能性も高い…。
 昨年9月23日に開催されたプレ・オープン大会は、東京23区内に大雨洪水警報が発令される豪雨の中、各選手が水びたしになりつつ激闘を繰り広げた。
 厳寒が予想される今回は、雨どころか雪が降る可能性も高い。屋外マッチだけに、初代王座の行方は当日の天候にも左右されそうだ。

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