◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
宮崎県の東国原英夫知事(53)が20日、任期満了を迎え、退任した。職員、県民ら1500人が見守る中、感謝の言葉を繰り返した。官製談合事件を受けた出直し知事選で当選してから1期4年間。「どげんかせんといかん」と訴え、宮崎ブームを巻き起こした立役者は「地方分権国家の樹立」を目指し、3月上旬に東京都知事選(3月24日告示、4月10日投開票)への立候補を正式表明する。
「東国原シアター」第1章が終幕した。
午後5時すぎ。観光名所となった県庁前で県職員、県民ら約1500人が見守る中、作業着姿で現れた東国原氏は「4年前のことが昨日のようです。全力で走ってあっという間の4年でした。時には髪の毛をむしられ、温かい叱咤(しった)激励を受けました」と頭を下げた。鳥インフルエンザ、口蹄(こうてい)疫の発生、県産品のセールス…。「走馬灯のように頭の中を駆けめぐりました」
県庁前にこれほどの人だかりができるのは、08年4月に「東京ディズニーリゾート」からミッキーマウスたちが訪れ、東国原知事と“対談”して以来。鳴りやまない拍手の中、もみくちゃにされながら、県庁を後にした。
県知事として最後の日は、午後1時すぎに県庁に入った。議会へのあいさつ回りでは中村幸一議長(67)から「春には俺が応援のマイクを持つよ」、自民党県連の米良政美幹事長(67)からは「東京に遊びに行くから」と声をかけられた。「またそういうことを…」。東国原氏も苦笑いだ。
9割を超える高い支持率から、自民党から2度の出馬要請があった。09年の衆院選前には、全国知事会の要望を盛り込むこと、総裁候補とすることを出馬の条件としたが、自民党だけでなく、国民からも反発を受けた。それでも、「自分の行動、対応について後悔はしていません」と言い切った。
注目の今後の身の振り方については、「すべての可能性を排除しない」「白紙であります」と繰り返した。しかし、水面下では着々と準備を進めている。昨年12月には、都知事選に向けたローカル・マニフェスト(地方自治体の公約)のパイロット版が完成。分量は資料を含め数百項目、数百ページに及ぶ。関係者によると、現在は削る作業を行い、さまざまな角度から分析を繰り返しているという。
都庁のある新宿区などには事務所も構えた。退任後、1、2月は講演会などで全国を行脚。各地域の視察も行い、3月上旬にも都知事選への立候補を正式表明する予定だ。
(2011年1月21日06時01分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)