石垣島:2万4千年前地層から人骨 白保竿根田原洞穴遺跡

2011年1月21日 10時54分

 旧石器時代の人骨片が発見された沖縄県・石垣島の白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴遺跡を調査している県などの発掘調査委員会が20日、同県西原町で開かれ、2万~2万4000年前とみられる地層から新たに人骨片が見つかったと報告された。

 同遺跡ではこれまでに、骨そのものの「直接測定」で国内最古の約1万5000~2万年前の人骨片が確認されており、今後の直接測定の結果によっては、今回の人骨が最古となる可能性があるという。

 発掘調査委の委員、米田穣・東大大学院准教授が報告。人骨片と同じ地層で見つかった木炭から、年代を2万~2万4000年前と推定した。

 直接分析で年代を特定した国内最古の人骨が発見されたのを受け、県が昨年、琉球大や東大などとともに委員会を設置し、調査していた。

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