スパーリング後、並んでポーズを決める亀田和毅(右)=メキシコシナロア州・ロスモチス市
ボクシングのWBCユースバンタム級王者・亀田和毅(19)=亀田=が19日(日本時間20日)、メキシコ・シナロア州でWBC・WBO世界バンタム級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)とスパーリングを行った。約3週間、現地にとどまり、2団体統一王者を相手にスパーリング合宿を張る。
モンティエルは昨年4月30日、WBC同級王座の11度目の防衛戦に臨んだ長谷川穂積(真正)を破っている“最強王者”。10日に日本を出発した和毅は、メキシコ入りした直後に親交のあるモンティエルにスパーリングを申し込んだ。
当初、2月12日に予定していた北米連盟バンタム級タイトル戦が19日に延期となった。モンティエルも19日にドネア(フィリピン)とのタイトル戦を控えていることからスパーリングが実現した。
初日は4ラウンドをこなした。和毅は2年前に一度、モンティエルと拳を交えており、今回が2度目。スピード重視のボクシングを心がけたという和毅に対し、モンティエルは「パンチが速い」と成長ぶりを口にしたという。
かねてモンティエルのフェイントを習得したいと話していた和毅は「強いチャンピオンだから、いい勉強になっている。少しでも自分のパンチが当たれば自信にもなる。やっぱりフェイントはすごい。明日のスパーリングでいいところを盗んでいきたい」と意気込みを語った。
(2011年1月20日)
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