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介護福祉士:上級職を新設へ 厚労省

 厚生労働省は20日、介護施設などで高齢者のケアに当たる介護福祉士について、高度な技術を活用して職員を指導する上級職の「認定介護福祉士(仮称)」を新たに設けることを決めた。

 介護福祉士は「国家資格なのに給料が安く、仕事も厳しい」とされ、人手不足に直面している。上級の職を設けることで職員の意欲を高めるとともに、人材確保と介護の質の向上を図る狙いだ。

 介護人材養成の在り方を検討する厚労省の有識者検討会が同日、新設の方針を盛り込んだ報告をまとめた。

 認定介護福祉士については、認知症ケアなどで幅広い知識を持ち、他の職員を指導して介護の質を高める役割を求める。関係団体が技術などを評価して認定する仕組みを想定しており、導入時期などは今後検討する。

 厚労省は、介護職員のキャリア形成の全体像について、現在のホームヘルパー2級相当を基本とし、一定の実務を積んで国家試験に合格すれば介護福祉士となり、その上に認定介護福祉士を位置付ける考えだ。

毎日新聞 2011年1月20日 23時07分

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