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ビリー、ハブ男との再戦へ胸中語った

 怪人ハブ男との一騎打ちへ胸中を語ったビリーケン・キッド=大阪ミナミムーブオンアリーナ
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 怪人ハブ男との一騎打ちへ胸中を語ったビリーケン・キッド=大阪ミナミムーブオンアリーナ

 大阪プロレスのエース、ビリーケン・キッドの初自主興行が23日に豊中市ローズ文化ホールで行われる。メーンでは、かつて大阪のリングでしのぎを削ったビリーと怪人ハブ男(沖縄プロレス)が激突。運命の一戦を前にした20日、大阪市内でビリーが胸の内を語った。

 「神様が与えてくれたチャンス」とビリーは言った。2008年、大阪プロから分裂する形で沖縄プロが旗揚げされたが、諸問題から両団体は絶交状態に。不可能とされていた両者の再戦が、ついに実現しようとしている。

 「(ハブ男は)誰が見ても凄い選手だった。どんな選手と戦っても相手を光らせ、そして自分も光って勝つ。彼のプロレスセンスや運動能力…全てに嫉妬していました」。アイツが今も大阪にいたら、自分は団体のエースになれなかったのか。「(ずっと)変な苛立ちの中でやっていた」と、ビリーは複雑な胸中を吐露。さらに「今回は吹っ切れるチャンス。モヤモヤした気持ちを振り払い、次のステップに進めるのか。…それができなければ先は長くはない」と、自身の進退にまで言及した。

 ただ個人の感情とは別に“興行主”として伝えたいことがある。「お客さんに、プロレスってこんなに凄いんだ、こんなに楽しいんだ、こんなに面白いんだって思ってもらいたい」と、笑顔を見せたビリー。ライバルがリングの対角線上に立つ日は、もうすぐそこまで迫っている。

(2011年1月20日)

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