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　プロ野球・阪神タイガースの大ファンで知られる俳優の石坂浩二（６９）が２０日、東京・花園神社で行われた兄弟デュオ、ビリー・バンバンの新曲「ずっとあなたが好きでした」のヒット祈願に参加した。芸能の神様として有名な同神社で、曲のヒットと猛虎の日本一を神頼み。ロッテからＦＡ宣言して、阪神入団が決まった小林宏之投手（３２）にも「ものすごく期待です」と笑顔で話した。

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　「車の色も（タイガースカラーの）黄色だよ」と言うほど熱烈な虎党の石坂が神様にお願いしたことは、盟友のヒットだけではなかった。２６年ぶりの日本一を目指す猛虎へも、当然のように思いをはせた。

　「今年は若い人たちが出てくるんじゃないかな。逆にいうと、中堅が疲れてきてますから。誰が出てくるかは予想はできませんけど」と若虎ニューヒーローの出現を熱望。

　「特に投手が出てきてくれないと。ああいうめちゃくちゃな継投のやりくりじゃ、自滅しますよ。中継ぎが増えないと」と昨季の厳しかった台所事情を振り返って、警鐘を鳴らした。

　そんな石坂の心配を解消してくれそうな救世主が、タテジマ入りが決まった小林宏だ。セットアッパーとしての役割を担うことになりそうだが、「うまくいけばいいですよね。小林選手にはものすごく期待です」と“八回の男”の活躍を夢見た。

　注目を浴びている日本ハムのルーキー、斎藤佑樹投手（２２）についても言及。「生意気なことを言いますけど、もし早稲田のころのままなら簡単に打てますよ。阪神の選手は変化球に強く、直球の速いのには弱いので、直球に磨きがかかればヤバイですけど」と解説者顔負けの分析で“打倒斎藤”を予言した。

　この日、ともに参拝したビリー・バンバンとは７２年に代表曲「さよならをするために」の作詞を石坂が担当した縁で交流を深めたという。兄・菅原孝（６６）から「もう一回、詞を書いていただくのはいかがでしょうか？」と依頼された石坂は二つ返事で快諾。芸能界と球界での“Ｗヒット”を目指していた。