大阪地裁所長襲撃事件”違法な取調べ”認め大阪府に賠償命令 |
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原告の男性は「謝罪の一言も一切なしにこういう結果を迎えたことが、少しやっぱり心残りです」と語る |
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7年前、大阪地方裁判所の当時の所長が襲われた事件で逮捕・補導され、無罪が確定した元少年ら5人が、大阪府などを相手に損賠賠償を求めた裁判で、大阪地裁は、「違法な取り調べがあった」と認め、府に対し、あわせて1500万円あまりの支払いを命じました。【原告の一人、゙敦史さん】「(警察からの)謝罪の一言も一切なしにこういう結果を迎えたことが、少しやっぱり心残りです」事実上の勝訴判決にも悔しさをにじませる原告の男性。2004年、大阪市内の路上で大阪地裁の当時の所長が何者かに襲われて大怪我をし、現金を奪われました。警察は当時14歳の元少年ら4人を逮捕、1人を補導しました。しかし、裁判で元少年らは「取調べで暴行を受けるなどした」と無罪を主張。2人について、無罪が確定。残る3人も事実上の無罪となりました。その後、元少年らは、国や、大阪府警を管轄する大阪府などに対して慰謝料などの損害賠償を求めていました。20日の判決で大阪地裁の吉田徹裁判長は「取り調べで暴行や、供述の誘導があり不相当に威圧的だった」と認め、府に対しあわせて1500万円あまりの支払いを命じました。原告の一人、゙敦史さん「脇腹をかかえられて2人に押さえつけられて、頭を押さえつけられた状態で馬乗りになられた。すいませんでしたの一言があれば、この先長い人生の中で許すことができるだろうし、そのままずっと犯人と言われれば、いらいらした気持ち腹立たしい気持ちでこの先生きていかないといけない」原告らは、取り調べの全過程を録音・録画しなければ、被害は繰り返されると訴えました。判決を受け大阪府警は「主張が認められず誠に遺憾。判決を精査して対応を決めたい」とコメントしています。
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2011/01/20 19:48
更新) |
大阪地検の検事が知的障害男性の取調べで誘導か |
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男性の弁護人は「弱みにつけこんだ明らかな誘導で不当」と批判 |
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知的障害のある男性が住宅に放火したとして逮捕・起訴された事件で、検事が誘導ともとれる取り調べをしていたことが分かりました。男性はその後、起訴を取り消されましたが、弁護人は「弱みに付け込んだ不当な捜査だ」と検察を批判しています。
知的障害のある29歳の男性はおととし12月、大阪府貝塚市で、長屋のすだれにライターで火をつけたという理由で起訴されました。しかし、大阪地方検察庁は去年11月、「補充捜査の結果、男性の『表現能力』には問題があり、自白の信用性に疑問が生じた」と男性の起訴を取り消しました。この事件の捜査の課程で、検事が男性の取り調べをした際、誘導ともとれる質問をして男性が供述を変える様子が録画されていたことが分かりました。
検事「火が広がるのを見てたんか?」
男性「見てない」
検事「見たてたんか?」
男性「見てた」
検事「見てたでいいんかな?」
男性「はい、見てた」
検事「火をつけるにはライターとかいろいろあるけど、なに使ったん?」
男性「ライター」
男性の弁護人は「男性の弱みに付け込んだ『明らかな誘導』で、起訴自体が不当だ」と検察の捜査を厳しく批判しています。また、障害者の刑事弁護を数多く手がける弁護士も問題点をこう指摘しました。
「(知的障害者の傾向として)客観的に正しいかどうかではなく、相手の顔色を見ながら答える習性が身についている。(Q事実かどうかわからないけど認めさせようと思った場合できる?)簡単にできます。」(辻川圭乃弁護士)
大阪地検の大島忠郁次席検事は、「男性への配慮に欠ける部分はあったが、起訴の判断に誤りはなかった」と話しています。この事件では、男性の供述調書について「裁判で余計な争点になる」という理由で一部を警察官に削除させた別の検事が減給処分になっています。
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2011/01/20 19:47
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関西を元気にしたのは・・せんとくん&トイレの神様! |
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「おばあちゃんのおかげです」 |
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関西から日本を元気にした人などに贈られる「関西元気文化圏賞」が発表され、大賞は去年古都を大いに盛り上げたあの人に贈られました。
今回で8回目となる関西元気文化圏賞は、関西から全国に明るく元気な文化を発信した人たちを称えるものです。
大賞に輝いたのは現在は奈良県の職員であるせんとくんが大活躍した「平城遷都1300年祭」です。
また映画やドラマで話題となり、ユニークな町づくりに貢献したとして、水木しげるさんが生んだ妖怪たちに特別賞が贈られました。
そして、亡くなった祖母との思い出を綴った「トイレの神様」が大ヒットした兵庫県出身のシンガーソングライター植村花菜さんは、ニューパワー賞を受賞しました。
植村さんは「おばあちゃんに『すごく光栄な賞を頂きました。これもおばあちゃんのおかげです。ありがとうございます』と報告したいですね」と受賞の喜びを語りました。
このほか、囲碁棋士の井山裕太名人らもニューパワー賞に選ばれています。
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2011/01/20 19:37
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滋賀県造林公社債務問題 出資団体が323億円の債権放棄で合意 |
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経営破たんは回避もツケは住民に |
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滋賀県造林公社の債務問題で、大阪府などの出資団体が債権の8割にあたるおよそ323億円を放棄することで合意しました。
滋賀県造林公社は、40年以上前から県や大阪府などの融資を受け植林を進めてきましたが、木材の価格が下落し債務が391億円に膨れ上がりました。
このため4年前、森林の保全を続けるために出資した9つの団体に債権の放棄を求めて大阪地裁に特定調停を申し立てていました。
合意では、大阪府と大阪市がそれぞれ68億円、滋賀県がおよそ160億円の債権を放棄し、全体で債権のおよそ8割にあたる323億円を放棄することが決まりました。
滋賀県の嘉田由紀子知事は「県民のみなさんには大変大きなご負担を願うことになる。公社の再建にむけて全力をあげて取り組むことをお誓いしご理解たまわりたい」と話しました。
また大阪府の橋下徹知事は「いかにも行政がやりそうな無責任な事業のたてかた。行政特有の事業の甘さ、判断の甘さを前提に府民のみなさんにご迷惑をかけたということで議会のみなさんに了承を得たい」と話しました。
特定調停の成立には各自治体の議会での議決が必要で成立は3月下旬になる見込みです。
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2011/01/20 19:35
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「移植詐欺」 NPOの東京拠点を捜索 |
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捜索を受けるNPO法人(東京・墨田区) |
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海外での臓器移植の支援をうたう民間団体が、男性患者から移植費用をだまし取ったとして告訴された事件で、警察は、この団体の東京の拠点を捜索しました。
20日午前9時ごろ、兵庫県警の捜査員が東京都墨田区にあるNPO法人「海外医療情報相談センター」の相談所に立ち入りました。
このNPO法人の前身の団体を巡っては、神戸の音楽家の男性が中国での腎臓移植の費用として支払った約1000万円をだまし取られたとして、当時の代表らを詐欺の疑いで告訴しています。
元代表らは取材に対し、「必要経費を差し引いた金額を返そうとしたが、折り合いがつかなかった」と説明しています。
警察は、元代表らが許可なく、移植をあっせんした臓器移植法違反の疑いもあるとみて、捜査を進める方針です。
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2011/01/20 15:07
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「ヤミ券売り場」経営者に有罪判決 |
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日本最大規模の「ヤミ券売り場」を摘発した際、連行される関係者 |
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競艇や競輪の日本最大規模のヤミ券を売り場を実質経営していた男に対し、大阪地方裁判所は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
モーターボート競争法違反などの罪で判決を受けたのは、山口組系弘道会傘下の暴力団幹部・浅井友己被告(40)です。
判決によりますと、浅井被告は大阪市西成区で日本最大規模のヤミ券売り場「ドーム」を経営し、生活保護者らに競艇や競輪の券を一口100円で購入させる、いわゆる「呑み行為」を行いました。
20日の判決で、大阪地裁の和田将紀裁判長は、「常習的・組織的な犯行で、多くの人を巻き込んだ責任は重い」と指摘しました。
その上で、「反省して事実を話し、全容解明に協力した」として、懲役3年・執行猶予5年・罰金400万円の判決を言い渡しました。
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2011/01/20 15:07
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「自白調書」作成 検事が誘導の疑い |
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大阪地検堺支部 |
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自白の信用性に疑問が生じたとして、大阪地方検察庁が知的障害のある男性の起訴を取り消した問題で、男性の自白調書が検事の誘導によって作成された疑いがあることが分かりました。
この問題は、知的障害のある男性(29)がおととし12月、大阪府貝塚市で長屋の窓枠に放火したとして逮捕・起訴されましたが、去年11月になって起訴が取り消されたものです。
大阪地方検察庁はこれまで、「補充捜査によって、男性の『表現能力』に問題があることが分かり、自白の信用性に疑問が生じたため」と説明していました。
しかし、裁判員裁判のために取り調べの一部を録画したDVDには、当初、供述調書の内容を一部否定していた男性が、検事に誘導されて認める様子が映っていたことが、関係者の話で分かりました。
また、専門家が検事の質問の一部について、「知的障害者への質問としては、問題点がある」と指摘していたこともわかりました。
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2011/01/20 12:36
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女児転落死 教頭を書類送検へ |
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業務上過失致死容疑で書類送検へ(兵庫県警本部) |
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去年、兵庫県篠山市の小学校で女の子が校舎から転落して死亡した事故で、警察は安全管理が不十分だったとして、58歳の教頭を書類送検する方針です。
去年6月、篠山市立古市小学校で1年生の酒井綾菜ちゃん(当時6歳)が校舎3階の図書室から転落し、死亡しました。
調べによりますと、この日は保護者会があったため、図書室で待機していた児童を非常勤講師が監督していました。
しかし、この講師が帰宅したあとを引き継ぐ予定だった、58歳の教頭が他の事務作業を優先したため、図書室は児童だけの状態になったということです。
警察は、教頭の安全管理が不十分だったとして、業務上過失致死の疑いで21日に教頭を書類送検する方針です。
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2011/01/20 12:38
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大寒 |
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緋寒桜が開花(和歌山・新宮市) |
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20日は一年で一番寒いとされる「大寒」です。
暦通りの寒い一日となりそうですが、和歌山県では早くも桜が開花しています。
桜の花が咲いたのは、和歌山県新宮市の丹鶴城跡です。
公園内では、この時期に咲く緋寒桜という品種のまだ細い若木が、10個ほどの愛らしいピンクの花をつけています。
新宮市内は、最低気温が平年より4度も低い氷点下0.6度となりましたが、緋寒桜は寒空の下で、ひと足早い春の訪れを告げていました。
20日朝の近畿地方は、兵庫県姫路市で氷点下3.5度、奈良市で氷点下1.5度と各地で大寒らしい冷え込みとなりました。
大阪管区気象台によりますと、これから2週間は平年より気温が低い状態が続き、積雪も予想されることから、特に日本海側では注意が必要ということです。
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2011/01/20 12:29
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「クジラ肉」 手ごろな値段で販売 |
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3割安から半額ほどの値段で販売 |
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大阪の阪神百貨店では、今では高級食材となったクジラ肉を手頃な値段で販売する催しが行われています。
阪神百貨店梅田本店には、開店と同時に大勢の客が訪れました。
この催しは、今では高級食材になったクジラ肉を手頃な値段で販売して食べてもらおうと開かれていて、会場ではクジラの小腸や尾っぽの肉など珍しい部位が、通常の約3割安から半額ほどの値段で販売されました。
クジラ肉を買った人は、「今回のは安いです。今の時代は肉よりクジラの方が高いでしょ」と話していました。
また会場では、先着100人にコロと呼ばれるクジラの皮が入ったハリハリ鍋が無料でふるまわれました。
ハリハリ鍋を食べた人は、「クジラの刺身とか内臓とかは、よく食べたけど、ハリハリ鍋はあんまり食べたことなかった。おいしいです」と話していました。
この催しは阪神百貨店梅田本店で2月2日まで行われています。
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2011/01/20 12:24
更新) |
節分準備・鬼面札作り |
和歌山県那智勝浦町にある熊野那智大社では、節分祭に向けて、災難除けの鬼面札作りが行われています。那智大社の境内では、神職や巫女さんらが大社に代々伝わるナラの木で出来た版木に、ご神体の「那智の滝」の水で刷り上げた墨で、「鬼面札」を一枚一枚丁寧に仕上げてゆきます。このお札は、縦35センチ、横45センチの和紙に、二匹の赤鬼と青鬼が注連縄の中に封じ込められている様子を描いているもので、「災難が入り込まないように」との願いが込められています。昔から、家の玄関や神棚などに張る災難除けのお札として信仰を集めていて、大社では今月末までに600枚のお札を作り、節分祭に訪れる厄払いの年男・年女の人達に配られます。また、希望者は有料で購入することもでき、毎年多くの人達が買い求ています。
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2011/01/20 12:06
更新) |