2011.01.20 OA
東 京一郎役
水沢 駿
東 はるみ役
黛 英里佳
vol.73「京都府・前編」
◇町屋
京都市内には、現在も町屋が4万軒以上も残っている。独特な作りの町屋は、間口が狭く、奥行きが長い。風通しと採光をかねた「坪庭」や、裏口まで続く土間「通り庭」などがある。
◇歴史古い和菓子
「長五郎餅」は安土桃山時代から食べられている400年以上の歴史を持つ和菓子。他にも約500年前、室町時代に作られた「川端道喜」の「羊羹粽(ようかんちまき)」や「亀屋清永」の「清浄歓喜団」という奈良時代にできた、日本最古の菓子といわれている和菓子などが有名。
◇体験舞妓
本物の舞妓さんは基本的に日中に舞妓の格好で外を歩くことはなく、しかも歩く場所はほとんど花街に限られるという。もし、日中に舞妓さんが観光地を歩いていたら、観光客が扮装する体験舞妓らしい。
◇この間の戦争
京都府民に「この間の戦争は?」と聞くと、「応仁の乱」と答えるというのは都市伝説。しかし、年配の方の中には「蛤御門の変」と答える人がいるとか。これは、実際に京都が戦火の渦に巻き込まれたのが、1864年の蛤御門の変だったから。
◇おばんざい
おばんざいとは、京都の言葉で「日常のおかず」という意味。ニシンとナスを甘辛く炊いた郷土料理「ニシンナスの炊いたん」、銀杏やゆりね、キクラゲを湯葉で巻いて揚げた「東寺湯葉」などがある。
◇先斗町 ますだ
「ますだ」は、昭和27年創業のおばんざいの名店。司馬遼太郎も足繁く通ったという。
◇きずし
関西地方では、しめ鯖のことを「きずし」と呼ぶ。きずしは、昆布、酢、みりん、醤油で漬け込み、何もつけないで食べる。一方、関東のしめ鯖は、酢でしめてワサビ醤油で食べる。
秘密のケンミンSHOW