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巫女名乗る架空投資事件、元副社長らも詐欺容疑で逮捕

2011年1月15日22時53分

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 福岡市早良区の投資コンサルタント会社「夢大陸(ゆめたいりく)」が架空の投資話で顧客から金をだまし取ったとして同社社長の原千春容疑者(55)=福岡市中央区=が詐欺容疑で逮捕された事件で、福岡県警は15日午後、同社の元副社長ら計3人も同容疑で逮捕し、発表した。

 新たに逮捕されたのは、同区大濠2丁目、元副社長岩田賢二(57)、いずれも元社員で、同市西区内浜2丁目、諸麦健次(53)、佐賀市水ケ江5丁目、龍都(55)の3容疑者。諸麦容疑者だけが「だましたつもりはない」と容疑を否認。原容疑者は「お金をだまし取ったのは間違いない」と話しているという。

 県警生活経済課によると、4人は共謀し、2008年1月〜09年12月、福岡市や同県の八女市、大野城市の40〜68歳の男女3人に外国債の販売をあっせんすると持ちかけるなどして、計約6800万円を同社の口座に入金させ、だまし取った疑いがある。

 原容疑者は自らを「六本木ヒルズと福岡を行き来する巫女(みこ)」などと名乗り、顧客に外国債などの販売仲介を持ちかけた。これまでに福岡や東京を中心に1都1道2府26県の約400人から67億円を集めたが、取引や運用の形跡は一切ないという。県警は、同社が集めた資金を事業資金や別の顧客への返済などに充てていたとみて解明を進める。

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