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民主推薦を辞退/県議選巡り七ケ浜町議

2011年01月20日

 4月にある県議選の多賀城・七ケ浜選挙区(定数2)に民主党推薦で立候補する予定だった遠藤久和・七ケ浜町議(51)が19日、推薦を辞退することを決め、党県連幹部に伝えた。無所属で立候補する予定だという。

 茨城県議選で民主党公認候補予定者の公認返上など、民主党の支持率低下を背景に全国で公認・推薦の辞退が相次いでいるが、県内で表面化したのは初。県連幹事長の郡和子衆院議員は朝日新聞の取材に「考え直してもらいたい」と引き留めの考えを示した。

 遠藤氏は17日、七ケ浜町などを選挙区に持つ石山敬貴衆院議員に辞退の意思を伝えていた。郡氏からも慰留を受けたが、ひも付き補助金の一括交付金化が2年で1兆円強にとどまったことなどを例に「民主党が当初掲げた地域主権改革からほど遠い。今の党とは考えが違うのでとどまることができない」と伝えたという。19日に石山氏に正式な辞退を申し出た。

 遠藤氏は朝日新聞の取材に、消費増税を含めた税と社会保障の一体改革に意欲を示す与謝野馨氏の入閣が「とどめになった。これでは有権者に説明がつかない」と語った。政府の地域主権戦略会議メンバーでもある神野直彦・東大名誉教授の薦めもあって推薦を受けたが、「尊敬する神野先生も民主党に批判的になり、理由がなくなった」(遠藤氏)という。

 多賀城・七ケ浜選挙区にはほかに、いずれも自民党公認で現職の仁田和広氏(60)と寺沢正志氏(60)も立候補を予定している。

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