2011年 1月 19日
寒波の影響で野菜価格が高騰
年末年始の記録的な寒波が食卓にも大きな影響を与えています。岡山・香川でも野菜の生育が悪く、価格が軒並み高騰しています。香川県内有数のレタス産地、観音寺市大野原町。品質こそ平年並みですが年末年始の寒波の影響で生育不順になり、玉が小さく出荷量は去年末から約3割減少、農家は頭を抱えています。寒さによる品薄状態で野菜の価格が高騰しています。高松市中央卸売市場の19日の卸値価格は去年の今頃と比べてレタスやキャベツが1.3倍、鍋料理に欠かせないハクサイも1.3倍と、高値傾向は葉物野菜全体に広がっています。また、強い寒波が襲うと一気に2倍以上に跳ね上がることもあり、年末から安定していません。高松市中央卸売市場は高値傾向は春先まで続くとみていて家計への直撃は避けられそうにありません。

登校中に中学生がにはねられ重体
19日朝早く、倉敷市の市道交差点で自転車で登校中の男子中学生が軽乗用車にはねられ重体となっています。19日午前6時40分頃、倉敷市西田の市道交差点で、市内に住む14歳の男子中学生が自転車に乗って登校中、横から走ってきた軽乗用車にはねられました。男子中学生は頭を強く打って意識不明の重体です。現場は信号機のない交差点で、事故当時、軽乗用車の対向車線が渋滞して見通しが悪くなっていたということです。警察は軽乗用車の26歳の会社員の男性から話を聞くなどして事故の原因を調べています。

「釣りバカ」訴訟 元課長の請求棄却
映画「釣りバカ日誌」の岡山ロケを巡る使途不明金問題で懲戒免職となった岡山県の元課長が処分内容は事実無根として県に損害賠償を求めた裁判です。岡山地裁は元課長の訴えを棄却しました。訴えを起こしていたのは映画「釣りバカ日誌」の岡山ロケ支援委員会でずさんな会計処理を行ったとして懲戒免職処分を受けた岡山県の猪熊真元観光物産課長です。猪熊元課長は委員会の収支を赤字にしたり、嘘の決算報告をしたという県の発表は事実無根で名誉を傷つけられたとして県に1100万円の損害賠償を求めていました。19日の裁判で岡山地裁の工藤涼二裁判長は、猪熊元課長が委員会の支出を決裁し、嘘の決算報告をしたのは事実と結論付け、名誉毀損にあたらないとして猪熊元課長の訴えを棄却しました。猪熊元課長は判決を不服として控訴する方針です。

養殖ノリの収穫が最盛期
岡山県内最大の養殖ノリの産地、玉野市胸上沖でノリの収穫が最盛期を迎えています。例年、色落ちが懸念されるノリ、今年の出来はどうでしょうか。玉野市胸上の沖合いで寒空の下、独特の方法で行われるノリの収穫。作業は19日朝8時半から始まりました。船は網を持ち上げながら進み、船の上部に取り付けられた回転式のカッターでノリを切り落として収穫します。収穫されたノリは港そばの加工工場で製品に。不純物を取り除き熟成、乾燥させれば完成です。まとまった雨が少ないため、川から海に流れ出る栄養分が足りず、ノリの色が薄くなっていると言います。気象台によりますと今後1週間はまとまった雨は期待できないということで、恵みの雨を待つ悩ましい日々が続きそうです。ノリの収穫は3月下旬まで続きます。

ファジアーノ岡山 今シーズン初練習
サッカーJ2ファジアーノ岡山が動き出しました。岡山市で今シーズンの初練習が行われました。J1サンフレッチェ広島から移籍のイリアン・ストヤノフ、ベガルタ仙台から移籍の一柳夢吾、11人の新戦力が加わりファジアーノは19日から本格スタートです。初練習には体調不良の1人を除く43人の選手が参加しました。はじめに影山監督が「1回1回のトレーニングを大事に、元気を出していこう」と檄をとばしました。そしてランニングやストレッチのあとグループに分かれワンタッチでパスをまわしていくなどのメニューをこなしていました。昨シーズンは19チーム中17位と下位に沈みましたが、注目のストヤノフをはじめ新戦力の加入で順位を上げたいところです。ファジアーノ岡山、今シーズンの開幕は3月6日アウェーでJ1から降格した湘南と。ホームの開幕は3月12日、同じくJ1から降格したFC東京との対戦になります。