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石川のニュース 【1月20日03時55分更新】
かるたブーム、県内広がる 漫画が影響
人気を集めている漫画は競技かるたに打ち込む女性を描いた末次由紀さんの「ちはやふ る」(講談社)。競技かるたの激しさやスピード感、恋愛の要素も盛り込まれた内容が児 童の関心を集めている。県かるた協会によると、関東や関西では一昨年ごろからブームが 起き、昨年、東京で開かれた大会には例年の2倍以上となる約600人が集まった。県内 でも昨年の春ごろから人気に火が付いたという。 県内トップクラスの児童生徒が競い合う小松市の小松かるた会の教室では、例年の3割 ほど生徒が増加しているという。16日に同市園町のアル・プラザ小松で開かれた「第2 1回アル・プラザ小松 新春子どもかるた大会」(北國新聞社後援)には過去最多となる 128人が出場し、熱戦を繰り広げた。 金沢市では、県かるた協会に「競技かるたを始めたい」という要望が多く寄せられたた め、昨年3月に初心者向けの教室「子どもかるた道場 ちはやサークル」が設立された。 教室を主宰する横山外茂二県かるた協会理事長は「急に人数が増え、驚いている」と話し ている。 今年10月に開催される全国かるた競技北國大会(全日本かるた協会、本社、財団法人 県芸術文化協会主催)は、出場者数の大幅増が見込まれるため、収容人数の多い小松市桜 木体育館が会場となる。 小松市苗代小1年の川崎うららさん(7)は「漫画を読んで自分もかるたクイーンにな りたいと思った」と笑顔を見せた。横山理事長は「漫画で興味を持ち、かるたを始めた子 どもたちの中から、将来の名人やクイーンが誕生してほしい」と期待している。
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